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めそめそ沼にハマった女が1年かけて回復した話

2022年、弱りに弱り切っていた私は、
2023年、一年かけて【自己回復】を行った。
具体的な方法としては、以下の5つ。



1つずつ整理していく。


1.弱った原因究明をする

これはかなりしんどい。
弱る原因なわけだから、考えるだけで労力が必要。
自分の苦手や目を背けたい事実などについて考え、認め、向き合わなくてはならないから。
しんどい。

そもそも自分の中では、弱りながら過ごしてる中でなんとなく原因もわかっているわけで。
でも言語化できなかったり、言語化することを恐れていたりするから
弱りめそめそ沼から抜けられなかった。

でももうこんな日々は嫌だなと、何かを変えなければならないと決心し、
ちゃんと原因究明に挑むことにした。
原因究明として、【言語化】が課題だった私は
当時の会社にあったキャリア支援のプログラムを活用し、
社外のメンターに隔週で話を聞いてもらうようにした。

自分のできないことや不調について話をすること自体辛かったけど、
メンターさんが、下を向きながらぼそぼそ話す私に寄り添って話を聴いてくれ、うまいこと要約してくれることで、
自分の感情ややりたいことやりたくないことが【言語化】され、
現状はそのやりたいことができない環境にあることが分かった。

こうして書きながら振り返ると、
精神科とか心療内科に行った方がよい精神状態だったのではないか?と思うけど、
あの時にそのまま社内でキャリア相談として話を聴いて整理してくれたメンターさんは本当に優しかったのだと思う。

以降、この段階で整理した【自己回復】に必要なことに少しずつ取り組んでいった。


2.「7つの習慣」を読み、第二領域の充実を優先したスケジューリングをする

メンターさんと話をする中で、
「まず、生活を改善することが重要な気がする」といった助言をもらう。
その流れで勧められた「7つの習慣」を読んでみた。

元々読書の習慣はあるものの、
当時は弱りすぎていて、読み切れないことが不安になり、
こちらを購入して読んでみた。笑

子ども向けだからかなり嚙み砕いて書かれていて、当時はもちろん、回復した今の自分にとっても読みやすい。

そして、メンターさんの言う通り、生活における第二領域(緊急ではないけど優先度が高い)の充実を目指して洗い出しをしてみた。

〈私の生活における第二領域〉
・仕事が終わってから就寝までに5時間ほど自由時間がある
・キッチンドランカーをしながらの調理
・おひとりさま時間、友だちとの時間が確保されている
・その時間に自由に使えるお金がある

ざっとこんな感じ。
「7つの習慣」では、スケジューリングにおいて
大きな石(自分にとって優先度の高いこと)を詰めてから、
小さな石(優先度の低いこと)を詰めていくと書いてあった。
だから、バーチカルのスケジュール帳に上記の時間を確保し、
それが叶うように小さな石を整理していった。

3.働く時間と場所を区切る

当時の私は、その日のスケジュールによって始業や終業時刻が変わり、
自宅でもできる作業と出社や外回りの用事もあったりと
かなり”自分次第”の仕事をしていた。
これがとても合っていなかった。

終業とはいえ、社用スマホは手元にあり、
仕事が嫌いではない私は、家にいても仕事のことが頭をよぎると
すぐにスマホを開いてしまう。PCを開いてしまう。
開いてしまえば仕事は無限にあって、少し作業するとまた作業がたまる。

自然と仕事に生活が追いやられている感じ。
自分でもよくないとわかっていても、時間を区切ることが難しく、
社用スマホの電源を切っていても、
”心ここにあらず”で家の中で生活していることも。
たぶん、夫との関係が悪化していたのもこれが問題だったと思う。
夫と話すよりも仕事が気になってしまう。

だから、思い切って本業という形を辞め、
前職の仕事は業務委託に切り替えた。
タスクで仕事を管理できるから、仕事に区切りがつけやすく、
また立場も変わったことで、仕事にかける時間や労力がぐっと軽減された。

そして本業は、
定時が決まっていて、基本的に残業はない仕事に転職をした。
業務内容も経験があるもので、
新しい挑戦とかではなく、とにかく【自己回復】を目指した。

仕事の時間や場所が区切られていることは、
私にとってとても生きやすく、
自分の大切なリラックス、第二領域の時間を確保しやすくなった。

4.収入を増やす

複業する流れになったため、収入も自然と増えた。

収入が増えると、、やっぱいいよね。笑
心に自然とゆとりができる。
”ゆとり”を深堀すると、
私の場合は「1人時間に充てるお金が増えた」って感じかな。

のんびりできるカフェでの時間を増やせる。
映画館で映画を観る機会を増やせる。
好きな人たちに贈るプレゼントの選択肢が増える。(私差し入れ好き)
etc.

私の場合は、大きな買い物や貯蓄というより、
日常の気分転換をほんの少しレベルアップできたことが
第二領域の充実に繋がった。

5.大好きな友だちと定期的に会い、しゃべりまくる

私の【自己回復】において、
これが最もありがたい出来事だった。ずーっと、あったかかった。

話しているとただ泣いてしまう時も
しごとの愚痴や自分の情けない話しかできない時も
ずっと寄り添ってくれる友人がいました。
何時間も、日によっては十何時間も、飲み歩きながら。笑
酒量は増えた1年間だったかもしれない。笑

どんな私でもありのまま受け入れてくれ、
一緒に怒ったり悲しんだり笑ったりふざけたりしてくれた。
こうやって振り返って思い出すと、
私も彼女たちに同じように寄り添えているのかな。
辛い時にも会える友人で在りたいな。
本当に感謝している。


もしまた弱弱期がやってきたとしても、
今回のちゃんと弱り切ってめそめそしきった経験が、
それに向き合い、しんどいけど自分の弱さを見つめた経験が、
そのそばに支えてくれる人たちが居た経験が、
私を救ってくれるだろう。

お守りメモとしてここに記しておく。

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