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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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#音楽

おじさんの時間、星野道夫さんの時間。

(ソーシャルディスタンスな日々よりずっとむかしの日記より) 目の前に座っていた人が、はら…

「安全な場所に居続けてください」、もうひとつの意味。

もうひとつまえの台風が、やってくるとテレビのニュース 番組でアナウンスされていた時に、耳…

あやまちに馴染みたい、夜だった。

罪とは言わないまでも、その場所に居る人に とってはちょっとした心地よくないことを してしま…

AI画像と文章がゆるぎなく一対一で向き合っている。(#創作大賞感想)

いつもわたしは少し不思議になる。 みんな言葉をどんなふうに読んでいるんだろうと。 わたし…

はじめてで、最後の妹。

4月19日。 まるで夏の訪れを感じるような春の日。 5カ月の入院生活を無事に終えて、 母が…

藤井風「満ちてゆく」に満たされて。

リリースされてしばらく経っているので 後だしジャンケンなところは否めない。 藤井風の「満…

かなしみに溺れそうな夜に。

母が病に倒れてからなにを感じたかというと たぶん、知っていたことだけどわたしももう そんなに若くないってことだった。 悲観とかじゃなくて。 あたりまえのことだし。 時間は人々に平等に刻まれているから 知っていたけれど。 その時思ったのは、どれぐらいの時間が わたしにも残されているのかわからない けれど。 うまくいえないけど。 ちょっとうまく言おうとするとしたら。 わたしのまわりをちゃんと支えてくれる 人たちものたち、場所たちのことに ちゃんと心を尽くしていきたいと思

「ルビーの指環」を聞けなかったあの頃のわたしへ。

はじめて、今年はひとりお正月を過ごしていた。 母がいた時はふたりお正月で、日常と ちがう…

忘れられない言葉~「不安と感謝は同時に感じられない」。

じぶんの中に降り積もった言葉はいつのまにか、降り積もっていたことさえ、忘れてしまって、心…

いちばんすきな花、すきなものを言葉にすることの難しさ。

ショートケーキのてっぺんのいちごは 一番最後に残しておいて、土台にも載って いないいちごを…

プリンスへ捧ぐその熱量。「推し」では語れないアーティストへの愛し方を知った。

とてつもない想いに触れた時、気持ちはふるえる。音楽って不思議だ。音はずっとそこに立ち止ま…

創作大賞、ベストレビュアー賞受賞いたしました。

いま、ちゃんみなを聞きながらこれを書かせて いただいております。 この歌詞がメロディに乗…

ふたりになれない、ひとりとひとり。

ふたり。 ふたりは世界でいちばん最強だと 思っていた頃知ったフレーズがあった。 二人のた…

ひと色展@横浜、しあわせな希望のカタチ。

わたしも絵本のコラボ作品で 参加させて頂いていた 「ひと色展」@横浜が、 無事閉幕しました。 今は少しぽっかりしています。 もう大倉山になら目をつぶってでも 行けそうな ぐらい、迷わない場所になりました。 午後3時。 何度もおやつをいただきました。 pianoのある休憩室で。 piano付き休憩室ってところが素敵だなって 思います。 ここでは、さちとピースさんの素敵に やさしいpianoの音色が聞こえてきます。 pianoのチューニングの音さえも、 この部屋の