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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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#自己紹介

おじさんの時間、星野道夫さんの時間。

(ソーシャルディスタンスな日々よりずっとむかしの日記より) 目の前に座っていた人が、はら…

言葉はどこからやってきて、どこへゆくんだろう。

この間、ふるい喫茶店で話をしながら。 文章を書く時どんな感じで言葉が 手元にやってくる? …

夏風邪と三ツ矢サイダー。

あーって扇風機の前で言ってみる。 あーってふるえる声が辺りに放たれる。 蝉が鳴いていた。 …

「安全な場所に居続けてください」、もうひとつの意味。

もうひとつまえの台風が、やってくるとテレビのニュース 番組でアナウンスされていた時に、耳…

幸せそうに、言葉がそこにいた。

言葉っていつも自分の中には どこを探してもいない気がする。 今こうしていても、ほんとうは …

誰かの手で描かれた「字」に溺れてる。

最近、手紙をひさしぶりにもらって。 やっぱり手書きっていいよなって、 思っていた。 便箋の…

Googleフォト、写真のなかに写らないあの時間は記憶になってゆく。

スマホとか持ってしまうと、写すという ことの負荷がほとんどないので ひたすら撮ってしまうようなところが あるけれど。 これはほんとうに、素人なんだろうなって 思う。 反射神経的に撮ってしまう。 記録と記憶をアプリに頼ってしまう。 そうやってわたしにも莫大なフォトライブラリが増えてしまって。 整理するつもりで、削除する画像をみつけようと。 なにげなく検索ボックスでそれをやってみることにした。 断捨離フォト編ぐらいのつもりで。 確かにその時は、思っていたのだ。

僕らの「ら」に会いたくなって。

なかなかnoteに遊びに来れなくて。 またちょっと夜な夜な来ています。 いま部屋にひとり。 母…

じんせいを人生と書いてみたい、8日間だった。

ずっとnoteもおやすみしていて。 メンタルも弱っていて。 メンタル補強してからじゃないと、…

はじめてで、最後の妹。

4月19日。 まるで夏の訪れを感じるような春の日。 5カ月の入院生活を無事に終えて、 母が…

藤井風「満ちてゆく」に満たされて。

リリースされてしばらく経っているので 後だしジャンケンなところは否めない。 藤井風の「満…

かなしみに溺れそうな夜に。

母が病に倒れてからなにを感じたかというと たぶん、知っていたことだけどわたしももう そんな…

ずっと続いてほしかったエンドロール。

わたしの好きなドラマ、「カルテット」。 夢がかないそうで叶わない。 いつまでこんなことや…

アカウントひとつ消したら「じぶん」が戻ってきた。

アカウントというものをはじめて持った時の ふしぎな感覚をまだ覚えていたりする。 本名を消したくて、アカウントを作ったので どっちかというと、もうひとりの自分みたいで 心地よかった。 ちょっとした逃げ場所みたいに考えていた。 でも時間が経つと、逃げ場所でSNSをやっている とそこは日常のいつもの場所になってゆく。 そしてキャラもTwitterならTwitterのなかの わたしであり。 noteで言えばnoteのなかのわたしになってゆく。 それはそれで楽しかった。