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#106 言語化の力【AG.Nodo】

2022年7月29日、厚生労働省より2021年分の平均寿命が発表された。男の平均寿命は 81.47 年らしい。コロナの影響も関係しているだろうが、自分の中で寿命はざっくりと80年ぐらいだろうと感じている。

そうすると、40歳を迎えた自分はもう折り返し地点を超えたことになるが、なるほど確かに。メンバーで同世代のFu-ki は最近痛風を発症したらしい。そろそろ俺も身体の何処かしらに不調をきたすかもしれぬし、吹き付ける風に涙を流すかもしれぬ。この風...少し泣いています。いや、泣いているのは自分か?

涙を拭って周りを見てみると、様々な分野で尊敬できる先輩方がいる。年齢は下でも業界内では先輩という場合もある。で、改めて考えてみる。「何故、尊敬できるのか?」逆に「何故、尊敬できないのか?」この違いを探るべく、我々探検隊はアマゾンの奥地へと足を進めなくても良いが、言語化することによって解明できることはあるだろう。

いや、”言語化できる“ことが条件なのだ。
様々な体験、知識、ノウハウを言語化して共有できる能力こそ自分が求める能力であり、尊敬できる先輩方が備えている能力である。

若い頃、訓練の一環として「行動の説明」を求められることがありました。例えば、近所のスーパーへ買い出しに行くとしよう。歩いて10分ぐらいの、大通りを挟んではす向かいにある店に“どうやって行くのか?“上司に説明をしなければならないのだ。

なぜ、そこで横断歩道を渡ったのか?
なぜ、その入口から入店したのか?

説明が出来ない事項は、サボっているのと同義。仕事をしていないと見なされるのだ。非常に面倒くさくコイツ頭沸いてんのかと憤ることもあったが、今では30%ぐらい感謝している。

自分が上手く説明出来ない部分というのは、理解が不足している、負い目がある等のボトルネックである。つまり弱点である。弱点とは、その人のポテンシャルである。それを把握するための方法として、”行動の説明“を今でも取り入れているのだ。

これを繰り返すうちに"中身が合っている"状態になるのだろう。様々な分野の先輩方で共通している部分のことを指すが、一番安直な書き方だと「社会人として、やっていける」という誰もが一度は聞いたことのある言葉だろう。相手の考えを理解し、自分の言葉に変換でき、それを別の相手に伝えることができる。40歳。折り返し地点を過ぎ、改めて言語化の力、鍛えていきたいと考えております。

さて、そんなわけで今年のバズワークスのコラムを締めようと思います。
本年は大変お世話になりました。来年も何卒よろしく!それではまた!

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