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#073 食欲の秋【Gt.フーキ】

芸術の秋、読書の秋、そして今回のお題、食欲の秋!

 まずはイモ類。まだ値段が落ちてないような気がしますが、季節ものです。
 無駄に買い込んでポテトサラダを大量に作ったりしちゃいます。男爵でなめらかなマッシュポテトにするのか、メークインで食べ応えのあるポテトサラダにするのか、気を付けないと戦争になります。
 サツマイモのポテサラはちょっとデリ風意識でおしゃれな感じですね。リンゴとかクルミとか入れちゃう奴。

 キノコ類、片っ端からなべにぶち込んで良し、天ぷら、ホイル焼き、日々の汁物と何にでもなります。
 個人的にスーパーで手軽に買える系のキノコでは舞茸が好きですね。同じくこの時期に旬を迎える鮭と味噌バターでホイル焼きにすると無限に焼酎が呑める一品!

 銀杏やタケノコも旬ですね。前述のキノコ類と一緒に炊き込みご飯などが代表的でしょうか。
 一本当たり200円を超える事が多くなったサンマ。こいつも贅沢に炊き込んじゃったりします。
 他の素材が入らない場合は焼いたサンマをほぐして混ぜご飯でも良いです。秋の味覚の代表格。

 そしてカボチャとナス。これはね、外せないのですよ。秋の夜長の晩酌に、お供として揚げ浸しです。
 ショウガの効いた濃いめの出汁に揚げたてほやほやを漬け込んで小一時間。ご飯のお供にも勿論ですが、どっしりガッツリした純米酒とやりたい所です。

 ざっくりと思いつくままに書いてきましたが、ここで食欲の秋、本題です。この季節はカツオを喰いましょうってお話。

 是非お勧めしたいのがカツオの叩き。土佐造りと言ったりもして厳密には違いがあるとかないとか。三杯酢で食べるか醤油にするか、炙った後に冷水にさらすか、諸説あり過ぎて正確なことは分かりませんが、旨いモノは基本的に正義なので、細かい事は考えずに行きましょう。
 脂の乗った戻りガツオの季節です。スーパーや魚屋で皮付きがあればベストですが、見つからなければ刺身用でも、最悪炙って叩きにしてある奴でも良いです。食べたい分だけ買いましょう。それとポン酢などのタレと薬味も忘れずに。

 1,まず、やる気があれば塩を振ってキッチンペーパーなどで巻き、身を締めて下味を付けましょう。面倒だったらやらなくても良いし、炙ったカツオなら不要!
 2,お次はタレの用意。ポン酢だけでも良いし、ニンニクやショウガをすり下ろして混ぜても良い、完全に好み。醬油ベースに柚子胡椒とかも美味。1の塩で下味の工程を飛ばしてない人は塩分控えめに。それと個人的には戻りガツオなのでお酢か辛味は効いてた方がバランスとりやすいかと。
 3,ガスバーナーがあれば簡単、なければ魚焼きグリルかテフロンのフライパンで、自分で納得行くまで焼き色を付ける。この炙りたての香ばしさが是非自宅でやりましょうの一つです。
 4,熱いままザクザクっと厚めにスライスしてタレをかけて文字通り叩く!包丁の背中で軽く叩いて味を馴染ませる奴です。分厚く切るのも身崩れ防止です。そのままお皿にタレと一緒に移して薬味をのせて、冷蔵庫で冷やしても、暖かいのをそのままやっても良し。

 以上、雑なカツオの叩きです。
 秋の味覚としてお勧めする理由は、自分で炙ってその香ばしさが楽しめる点と、叩いて味を馴染ませられる点でしょうか。
 スーパーの盛りつけてある叩きは普通のお刺身と同じように盛りつけてありますが、分厚く切ってある分、生臭さを感じたりしがちです。しかし、漬け込んでしまえば生臭さも脂の重たさも気にならなくなります。
 また冷やしてマリネのように馴染んでから食べても良いし、温かく香ばしさが残る状態でも楽しめる。気分でタレや薬味でアレンジできる幅が広いのも利点です。
 お手軽で美味しくて安い!!食欲の秋には自分でカツオの叩きを作ってみませう、なんてコラムでした♪

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