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反則の奥にある、プロレスの深い深い構造

先日のノア両国大会。オレは大原はじめに、毒霧からのバズソーキックで勝利した。その日の夜。フィニッシュシーンの短い動画がtwitterに上げられていた。レフェリーを大原のいる方向へ振り、腕と腕がクロスした状態でメリーゴーランドのように回転させ、レフェリーが向こうを向いているすきにこちらを向いている大原へ毒霧を吹きかけ→バズソーキックというシーン。そのtweetに、オレはこんな一文を書き添えリツイートした。
 
「最近、レスラーでも忘れてるヤツ多いけど、毒霧ってレフリーが見てたら即反則負けなんだぜ」

今回書きたいこと。それは「プロレスのルールとは本来そういうものである」だとか「WWEでは少々の反則でもレフェリーに見られたら即負けとされるほどルールに厳しい」だとか、そういった類の話ではない。そういうのはすでに語り飽きておる。ではいったい何を書きたいのかというと
 

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