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“新卒の長山さん”が、全社から”船橋ロジの長山さん”と呼んでもらえるようになった変遷まとめ。

お疲れ様です、こんにちは。
バイセルテクノロジーズ DX推進部の長山栞です。
個人的な自己紹介といえば、28歳女性、獅子座のA型、鳴かず飛ばずのYouTuberです。
で、事足りてしまうただの会社員なのですが、この度、「BST&TL AWARD 2021」にて全社個人MVPをいただきました。

■浮かれの年末、恐縮の年始

煌びやかな会場でたくさんの拍手を贈ってもらえる…人生でまたとない機会に喜びとトキメキに溢れ、うっかり浮かれてしまう場面もありました。
しかし一番心に強く抱いたのは、支えてくださった皆様のおかげという気持ちです。
これまでのことに深く感謝し、そしてこのご恩をどう返していこうか?と、心機一転、身が引き締まる思いでトロフィーを握りしめた年末でした。

年が明け、いただいた身に余る栄光に未だ大変恐縮し、こりゃ2022年はモタモタしていられないぞ、と自身を鼓舞しているところに重ねて、このような記事を書かせていただく機会までやってきて...正直困りました。

バイセルでの私は常に誰かに助けてもらい、その恩返しを積み重ねてきただけなので個人的な功績は思い当たらなくて。
ただ振り返って見れば、その積み重ねの結果としていろんな部署から頼ってもらえる”船橋ロジの長山さん”にはなれているのかもと思いました。その結果いただいた全社個人MVPなら、その歴史を語ったら自己紹介になるのでは?

そこで私が"新卒の長山さん"から、"全社個人MVPの長山さん""DX推進部長の長山さん"にしていただいた経緯をお話したいと思います。

■2016年入社、はじめての仕事

2016年に現在のフィールドセールス事業部に出張買取査定員として採用していただきました。
入社動機は成長中のベンチャー企業の営業ならなんとなく成長できそう!といった短絡的なもので、入社後の新人研修からがむしゃらに行動していたら、当時の人事部長と商品戦略本部長に「管理の方が向いている」と声掛けいただき、入社2週間で商品管理部門に部署移動となりました。
この時から私のキャリアは大きく分岐しているので、やはり人に支えられ、助けられてばかりだなあと思います。

初めて管理を担当したのはお酒。”お酒の長山さん”、始動です。ちょっと前まで大学生でビールやチューハイばかりだった当時の私には、高級ウイスキーやブランデーは新鮮で面白く、楽しく仕事を覚えた記憶があります。また人生初めてできた上司や先輩方は、忙しい自分の業務の合間にも目をかけてくれる方々で、いまでも連絡を取り合ってごはんに行くほど仲良くしていただきました。本当に人に恵まれているな、と思います。

■2017年、はじめて他部署と関わる

さて、楽しく”お酒の長山さん”をしていた訳ですが、当時のバイセルはいまほどの従業員数規模もなく、どこの部署も大変忙しい環境で先輩方はいくつも仕事を兼任している状況でした。
そこで先輩のお手伝いとして、現在のロジ管理部が担当している商品入庫検品と管理、クーリングオフ商品の対応の仕事をはじめました。

当時の商品戦略本部のメンバーが基本的には一つの商材だけを担当していた時代に、全商材に携わる上に、商品管理以外の部署と関われる仕事ができたのは、今思えばこれも大きなターニングポイントだったかなと思います。日々、当時のフィールドセールス事業部の査定員の方やお客様相談室の方と仕事をする中で、他部署の事情や文化を知り、コミュニケーションのいろはを培うことができました。当時やり取りをしていた査定員の方が今はセンター長に出世されたりして、また違う形で一緒に仕事ができているのも、どんな小さな仕事も未来に繋がっているな、と思います。

■2018年→2019年、はじめてのマネジメントから課長に

その後はどんどん会社の規模が大きくなり、商品戦略本部は四谷のビルの一室から、新習志野の倉庫へ移転します。そこでは大量のアルバイトスタッフさんのマネジメントが必要になり、”お酒の長山さん”ではいられなくなりまして...。2019年に”商品3部課長の長山さん”にしていただきました。

当時は商品3部だけで100名を超える社員・スタッフが所属していましたが、一人一人に向き合うマネジメントにこだわり、人材育成と商品仕分け作業の効率化に邁進しました。

また上場を前に導入した、自社開発の在庫管理システムAXISの現場オペレーションの整備やマニュアル作成も担当したため、より商品戦略本部全体、バイセルの管理・販売のオペレーション全体に詳しくなれました。
その経験から、この後開発される自社開発の査定買取システムGYROの要件定義にも、”倉庫のことは大体答えてくれる長山さん”としてテクノロジー戦略本部の皆さんと関わっていくのですが...まさか誰も予想していない事態となります。

■2020年、はじめてのパンデミックと怒涛のOJT

2020年からは、当時は商品3部に所属していた宅配買取事業に専念することになりました。
新しい査定買取システムGYROの導入は4月、繁忙期の5月ちょっと前に合わせて大変だけどみんなでがんばって行こう!
そんな時…皆さんも記憶に新しい、新型コロナウイルスが大流行!!
非対面の宅配買取の需要は一気に拡大して、ダンボールの山、山、山....

そこで当然、新システムGYRO導入というバイセル的大改革を、パンデミック中でも誰ひとり取り残さないようにと、ほぼすべての作業手順、機能を網羅し、なおかつ文章は短文でわかりやすく、画面スクショや図表をフル活用した自分史上最高のマニュアルを用意しました。

自分史上最高のGYROマニュアル(※社外秘)

しかし、このマニュアルはほぼ使われることはありませんでした!

これまでの新卒メンバーのマネジメント経験から、作業をする前には必ず手順書を読む、マニュアルがあると安心と捉えてくれるはず!と一方的に思いこんでいたんですね。
ただその時支えるべきは、宅配買取の経験豊富なオペレーションのプロフェッショナル達。読んで動くよりも身に染みついた経験から動く方がはるかに効率的なんですよね。
その方達に最高のパフォーマンスをしてもらうためには、私がすべきことは「マニュアル読んで対応してね!」ではなかった、と気付かされました。
課長として求められるのは宅配事業としてこの繁忙期を乗り越えて成果をあげること。マニュアルはいち手段でしかない!

そういった経緯で早々にマニュアルは捨て、現場作業に戻ってメンバーと一緒に作業しながら、一緒に汗水垂らしながら、GYROの使い方のOJTを繰り返して乗り切ることができました。
「Hey,Siori !」と、最高のコンシェルジュSiriよろしく、私がいる限りは私がマニュアルのつもりで対応し続けましたから、今では同じことを100回聞かれようが、笑顔で「はい、なんでしょう!」と答えられる自信があります。

そうして社員もアルバイトも、年齢・性別も関係なくたくさんの人と関わり、マネジメントと育成を続け、できるようになるまで伝え続けること、ティーチングとコーチングの本当の意味をようやく体感できたと思います。

そんな中、6月には新習志野の倉庫の約1.5倍のサイズとなる、現船橋ロジスティクスへ引っ越しプロジェクトも進行したりと、毎朝NEWSで見るステイホームや不況の情報の実感がまったくないまま走り切った2020年でした。

■2021年、はじめての試み

2021年はとにかく船橋ロジ×他の部署のシナジー効果の最大化がテーマでした。
バイセルのVALUE”すぐ・みずから・おそれず”に”つなぐ”ことを意識して、これまでの経験を総動員した”船橋ロジの長山さん”となって、計17個の新規プロジェクト推進にチャレンジし続けた一年でした。

その中で最も関わった全部署に成果を還元でき、シナジー効果の最大化を実現できたのが、カメラ買取強化プロジェクトです。カメラ買取が20倍の規模へ成長、カメラと新規商材をフックに1億7,000万円の仕入れ額増加を達成することができました。

このプロジェクトの最大の成功ポイントは、買取から販売、システム開発まで関わるすべての部署の方が参加、一気通貫で力を合わせてPDCAを回し続けたことにあります。
けれども、私がしたことといえば、”船橋ロジの長山さん”として、部署を越えて皆さんの力を最大限発揮できるお手伝いをしただけなのです。

■2021年、はじめての部下と登壇

そして2021年12月にBST&TL AWARDを迎えます。
冒頭でも記載させていただいたとおり私は全社個人MVPを、そして2021年に奔走したカメラ買取プロジェクトは、全社チームMVPを頂くことができました。

カメラ買取プロジェクトの皆さんと

そしてなんと、全社個人MVPを横で一緒に並んで表彰されたのは、かつての部下の服部さんでした!
入社したては大阪と関東の文化の違いに悩んでいた彼女も、今では立派にバイセルリンクの事業部長!育てたメンバーが、いまではリーダーや課長になり、一緒に仕事ができることを嬉しく思います。
ちょっとだけでもいいので、私と一緒に仕事した時のアドバイスがこれからの彼女の仕事に活きていてくれたら、さらに嬉しいなと思います。

かつての部下、BuySell Linkの服部さんと

■2022年、はじめようDX

ここまで読んで頂けた方には、冒頭の「支えてくださった皆様のおかげという気持ち」が、私の心からの言葉だと分かっていただけたかなと思います。

2022年からは、”DX推進部長の長山さん”にもさせていただきました。
これから『バイセルオリジナルのDX』を実現していくのが私のミッションですが…まだまだはじまったばかりです。

私の原点にかえりまずは全部署のお手伝いから。足元から。
3年後に成長しているバイセルを思い描きながら、今やらなくてはいけないことを難しくても模索し、"挑戦し続ける長山さん"でいなきゃなと思います。

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