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コロナ禍でも前に進むために。バイセル新倉庫への引越しプロジェクト

2020年5月末。
緊急事態宣言の解除された千葉県でバイセルの物流倉庫の引越しが行われました。
このnoteでは、引越しの背景から当日の様子までをお届けいたします。

バイセルの成長が倉庫を圧迫し始めた。

千葉県習志野市にある旧倉庫は2017年から利用してきました。約1200坪の倉庫はノビノビと使えるほどで、私たちの物流を支えるには十分な広さでした。

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しかし、バイセルはこの後更なる成長期に入ります。坂上忍さんを起用したTVCMの本格展開等により出張買取サービスの買取依頼は増加、比例するように物量は増えていきました。
物量と比例するように業務も増え、倉庫の従業員数はあっという間に100人を超えてギュウギュウ状態になりました。その後商品管理中心から販売までのサプライチェーンを支える役割へと変わり、2019年には完全に手狭状態。
度重なるレイアウト変更や業務効率化を行ってきましたが、このまま行くとモノが溢れる…という懸念が日に日に現実味を帯びてきました。愛着のある倉庫でしたが、物流、販売業務の更なる成長のために移転することを決定しました。

大切なモノをより良くつなぐ。想いで選んだ『世界一の物流施設』

移転を進める上で、私たちは下記の条件から施設選定に入りました。

① :前倉庫から近い距離にあること。
当社倉庫は多くのアルバイト、パート社員に支えられています。多くのメンバーが近隣に住んでおり、一般社員のように簡単に引越しをお願いすることはできません。これからも一緒に働けるように、通いやすい近場の倉庫が第一条件でした。
②:商品管理に適していること。
バイセルは取り扱いの難しい着物を始め、多様な商材を取り扱っています。これらの商品管理に適する環境でなければ、お客様から預かった大切な商品を次の方へ繋げなくなるので、この点はとても重要でした。
③:広さが確保できること。
前述の通り旧倉庫が手狭になってしまった上、サプライチェーンを支え生産性の向上を図るために、旧倉庫以上の広さがあることが大事でした。

上記の条件から私たちが次に行く場所となったのは「MFLP船橋Ⅱ」。
旧倉庫から近い上、『世界一の物流施設』と呼ばれるほどのセキュリティと物品管理に適した環境、そしてなにより十分な広さ。旧倉庫の約1.5倍の広さのフロアに移ることができました。『世界一の物流施設』はバイセルの願いを叶える「奇跡的な物件」でした。

引越し直前のコロナ禍。窮地はみんなの力で乗り切る

引越しは今年の5月末と以前から決まっていました。昨年末には新倉庫のオフィスツアーも終え、最新設備に胸を躍らせていたのも束の間、今年の3月にCOVID-19(新型コロナウイルス)が日本で流行。千葉県も例に漏れず、倉庫でも時差出勤やリモートワーク対応をとることになりました。
コロナ禍が収まらなくても、引越しは刻一刻と迫ってきます。そもそも出来るのか、どうやってやるんだろうか、様々な不安の中でもみんなで出来る方法を模索していきます。極力三密にならないような形で、ソーシャルディスタンスを守りつつ、バケツリレーのような形での運搬作業となりました。

引越しは3日間。時間は施設側のご好意もあり夜遅くまで作業できるものの、果たして全ての荷物の運搬が終わるかという不安もありました。

そして迎えた初日。
倉庫での経験が豊富な部長・課長が積極的に動き、メンバーも呼応するように荷物の運搬や設置を進めていきます。淀みなく、次々と進む引越し。最近全員揃えなかったのが信じられないくらいでした。

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旧倉庫から次々とやってくるトラックの荷物をすぐに新倉庫の所定の場所に設置し、初日から遅くまでの作業を想定していましたが、通常勤務時間よりも短い時間で作業は終わりました。

2日目も順調に作業は進み、3日目までには大半の荷物の運搬が終わっていました。
3日目になると、各セクションの細かいレイアウトの調整も入り、徐々に自分たちの使う倉庫スペースができていきます。

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みずから使う場所だから、みずから作業しやすいように。
旧倉庫での課題も踏まえ、自分たちに与えられたスペースを最大限に活用すべく試行錯誤しながら、翌日からの通常業務に備えていきました。

気がつけば、前倉庫は空っぽに。改めて見るとこんなに広かったっけ?とみんなが錯覚するほどでしたが、中にはそれだけ広い倉庫もパンパンになるほど成長してきたんだなとしみじみするメンバーも。

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▲引越しを終えた旧倉庫。最後までみんなの力で頑張りました。


3日間で合計258tにも及ぶ引越しは大きなアクシデントもなく、無事終えることができました。

ブルーインパルスのような感動を新倉庫からも。

そして、新しい倉庫に荷物が全て入ると、あれ…思ったより荷物があるなという状態。そう、この移転プロジェクトの最中もバイセルは成長を続けていました。この倉庫も手狭になったね…という日はそう遠くないかもしれません。

と言いたいところですがこの倉庫、相談次第では拡張が可能なんです。せっかくの世界一の物流施設、長く使える場所となればと思っています。

実は引越し初日、倉庫の屋上から微かにブルーインパルスを観ることができました。(肉眼で確認できる程度だったため、残念ながら写真は撮れませんでした…)

ブルーインパルスは「創造への挑戦」を合言葉に多くの人に「夢・感動」を与えてくれます。バイセルはまだまだ発展途上ですが、いつかブルーインパルスのような多くの人に「夢・感動」を与える企業になるために。船橋の新倉庫でもおそれず成長を続けていきます!

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倉庫の詳細は、また、落ち着いた頃にお届けできればと思います。
もちろん、新倉庫での奮闘記も引き続きこのnoteでお届けして参りますので、お楽しみに!

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