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グループ間での転籍ってどうですか?転籍第1号社員にインタビュー。

グループ規模が拡大し、グループ間の出向・転籍者も徐々に拡大していま_す。
バイセルからタイムレスへの転籍第1号は、現在セールスサポート課 課長として活躍される森友さん。「グループ全体に範囲を広げて、人材のニーズが合うところで活躍できれば良いなと思っています」と語ります。
転籍に至った背景や、森友さんの目線で見えた変化について、お話を伺いました。

森友涼太(もりとも・りょうた)
株式会社タイムレス 店舗事業本部 セールスサポート課 課長

2019年8月入社。ブランド品やジュエリー専門の査定担当を経て、バイセル社員としてはじめて2020年11月よりタイムレスに出向。店舗事業やシステム導入を担当後、2021年7月よりタイムレスに転籍。2022年1月より現職。


店舗事業の学びを得るため査定士として出向

――現在のご担当業務について教えてください。

セールスサポート課では、全国で運営する買取店舗「総合買取サロン タイムレス」の営業支援を行っています。大きく3分野あり、「ストアサポート」では査定システムの導入や改善、入出金管理の財務経理機能や、総務機能をになっています。「カスタマーサポート」ではDMや折込などの広告からのお問い合わせに対応しています。「データサイエンス」では、教育を担当しているイネーブル課とも連携して、店舗ごとのリピート率や成約率を分析したり、日報を作ったりしています。

――森友さんはバイセル初のタイムレスへの出向・転籍メンバーと伺っています。2020年11月に出向することとなった経緯について教えてください。

当時はバイセルでは3店舗目として、有楽町店がオープンした頃でした。当時はまだ店舗買取事業が本部や部としてではなく、ブランド品やジュエリーの商品管理を行う商品2部内のひとつのプロジェクトとして動いていました。
バイセルよりも先に買取店舗を運営していたタイムレスとのM&Aの話が出た時に、両社のシナジーをどう生むかを検討するために、まずタイムレス店舗での査定士として出向しました。全国で開催する催事にも行きましたし、関東の店舗はほとんどヘルプで回りました。

同時期に、バイセルが開発した買取事業の基幹システムGYRO(ジャイロ)をタイムレスに導入するプロジェクトも進行していたのですが、バイセル店舗の立ち上げ時に使用経験があった私に声掛けいただき、2021年1月からは各店舗へのシステム導入を担当することになりました。

――GYROの導入前の店舗はどのような状況だったのでしょうか?

当時のタイムレスは紙の伝票を使用していました。接客スピードとしては紙の方がシステムを利用するよりも圧倒的に早いです。一方で、紙の伝票をパソコンに入力しなおす際にミスが発生したり、そもそもの紙伝票で記載不備があったり、今後正しいデータを活用していくためにはやはりシステム導入は必要でした。
当初は各店舗の抵抗感も強くありましたが、システム導入自体は今後の成長の足がかりになりますし、パソコン入力の手間を考えると総時間は変わらないことは丁寧に説明を続けました。

身も心も、出向先の一員として寄り添う

――なかなか受け入れたくないシステム導入、しかも親会社社員が推進することへの抵抗感ありそうですが、どのようにコミュニケーションを取ってきたのでしょうか?

シンプルですが、身も心もタイムレスのメリットを考えて、寄り添ってきたつもりです。
多少負担はかけてもシステムは導入をお願いしている分、使っている横についてサポートしたり、上手に使いこなす人が出てきたら動画を撮って共有したり、使いにくいポイントが見えたらシステムを改修をバイセルのエンジニアに何度も依頼したりと、どうにか時間を短縮して元の紙のスピードに近づけられるように、各所調整を重ねてきました。また店舗の査定士として数ヶ月一緒に働いていたことで、関係値を作れていたことも大きかったです。
2021年2月に現場で導入開始してからもサポートは継続し、徐々に店舗側でもこの変化を楽しんでもらえる雰囲気が出てきました。

――GYROの導入完了後、バイセルへ戻る選択はされなかったのでしょうか?

戻ることも検討はしましたが、バイセルの店舗事業も進行していたことや、タイムレスの方が取り組むべきことも多いこと、バイセルとタイムレスの橋渡し役として残る方が、いまグループにとって必要だと思い、7月から正式に転籍することにしました。

そこからは、店舗の業務マニュアルを作成したり、トラブル対応、電話対応、データ分析、そしてバイセルとの中継業務として、システム改修や経理業務、コンプライアンス業務などを担当し、2022年には現在のセールスサポート課が生まれました。

必要とされるところへ、どこへでも

――森友さんから見て、M&A直後から現在まででタイムレスはどのように変化しましたか?

先程はGYROの導入の話をしましたが、今ではまた新たな店舗買取システムStoreの導入が完了し、すっかり使いこなしています。GYROでは取れなかったデータが取れるようになり、現場からも「こういうデータが欲しい」という依頼を受けるようになりました。最近も平均値と査定士個人の成績差についてのデータを渡すと、すぐに意識して改善に動いてくれました。
セールスサポート課に所属するメンバーも、自分でSQLを書いてデータ分析ができるほどにスキルアップし、各方面でデータの活用が浸透してきたことを感じています。

タイムレスは私が過去に勤めた企業の中でも一番柔軟だと感じています。査定スピードが遅くなることへの懸念は出ても、「うちはこうだ」とか「昔はこうだった」という話をする人は一人も居ませんでした。
今でも新たな取り組みの提案があれば、どうすれば実現できるかを考える、ポジティブな発想が根付いた会社だと思います。

――当初は想定していなかったグループ間での転籍ですが、現在の感想としてはいかがでしょうか?

良い選択だったと思っています。好きな漫画のセリフに「人は人とめぐり会うことで、いくつになっても変わることができる」という言葉があります。行く先々で色々な出会いがあり、出会いで人は変化していきます。もちろんタイムレスの環境には満足していますが、もしまた新たな場所で必要としてもらえるならどこでも行きたいですね。

僕以外のグループ社員も、自社内だけでなくてグループ全体に範囲を広げて、人材のニーズが合うところで活躍できれば良いなと思っています。例えば僕のセールスサポート課で電話対応を拡大するとなったら、バイセルで電話業務を担当している社員の選択肢になれば嬉しいです。変化の多い日々でしたが、ここまで楽しく過ごせています。




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