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モネ展──2023年11月14日


・上野の森美術館でやってる『モネ 連作の情景』を見て来た。

会場入口の看板
ポスター

・絵画には全く詳しくないのだけど、「舞台やら美術館やら大学生料金で行けるうちに色々見た方が得だな」と最近強く感じてきたので、少しでも行きたいものは積極的に行くようにしてる。

・今日は11月14日なんだけど、モネの誕生日って1840年11月14日らしいですね!合わせた訳ではなく完璧にたまたまだけど、お誕生日おめでとうございます!モネ!

・グッズで、365日分の日付のキーホルダーがあったんだけど、11月14日のキーホルダーは売り切れてきた。ただ、恐らくモネの誕生日だからという理由ではなく、みんな展示を見に来た日のキーホルダーを買っているっぽい。私には自分の誕生日を買うって発想しか無かったので、確かに!と思った。いいですね、見に来た日を物体として保管して置けるの。今度からそうする。

モネの命日12月5日だった。私の誕生日です。話のネタとして覚えておこう。



・撮影可能エリアの写真を載っけるぞ。

会場入口「睡蓮の池」

・会場に入ってすぐに、モネの「睡蓮の池」を映像で再現したエリアがあった。実際に「睡蓮の池」で撮影された映像らしい。しかもこれ再現しただけでなく、睡蓮の葉の上を歩けるようになっていて、歩くと足を置いたところに水の波紋が広がり、振動が足から伝わってくる。すごい。

・撮影可能コーナーはここと、1番最後のエリアの絵だけだった。

ウォータールー橋 曇り
ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ
ウォータールー橋、ロンドン、日没

連作いい。同じテーマで違う姿が書かれるってヲタクが好きなやつだと思う。私はめちゃくちゃ好きだ。

・このウォータールーの連作は、連作中最多で41点あるらしい。初めてそれを聞いた時の感想は「多っ」だった。私なら3枚目くらいで飽きてしまいそうなので、そこまで描き続けられるのが単純にすごいと思う。そして多分私ってそもそも人生で41枚も絵を描いた事がないので、そういう面でも圧倒されちゃったな。展示は載せた3点のみだったんだけど、41点全部見てみたいと思った。

国会議事堂、バラ色のシンフォニー
チャリング・クロス橋、テムズ川
アップ

・この絵、撮影可能エリアで1番好きだったかも。これ絶対に実物を見て欲しい。美しいって言葉が似合う絵だった。

シヴァルニーの風景、雪の効果
黄昏時の流氷
シヴァルニーの草原
シヴァルニー付近のリメツの草原
シヴァルニー付近のセーヌ川
シヴァルニーの洪水
芍薬
睡蓮
アップ


・モネが最初期に描いた睡蓮。1980年代後半から描き始めた睡蓮は約300点あるらしいが、3点の展示のみだった。モネの視力の衰えと共に筆致や輪郭に変化があるらしいので、他のも見たかったな。

睡蓮の池
アップ

・デカい絵ってそれだけで凄い。どうやって描いてるんだろうっていつも思う。床に置いた絵の上に乗って描いてるのか、壁に絵を置いて脚立とかに乗って描くのか…

睡蓮の池の片隅
アップ

・撮影可能エリアの絵はこれで全部でした!

・過去にルーブル美術館展に行った時にも同じことを思ったんだけど、絵画剥き出しで飾ってあるのめちゃくちゃドキドキするんだよな。手伸ばしたら普通に触れられちゃうよ???いいの???ってなる。狂った人間が1人刃物を振り回したり、液体ぶっかけたりしたら、途端に"終わり"になるの怖すぎませんか?

・これも毎回思うんだけど、額カッコよすぎ。額を作った人の名前も知りたい。粘土みたいなもので形を作っている訳ではなく、木を削って作ってるんだと思うんだけど、どうやったらあんな立体の額が作れるんだ。

・写真で見てる時はなんとも思わなかったんだけど、実物を見ると水色の鮮やかを強く感じた。この時代の絵の具がどうやって作られていたのか知らないのだけど、こんな透き通ったような鮮やかな水色が出ることにびっくりした。「絵の具って後々色が変わったりしないんだろうか」とかも考えることがある。モネが絵に乗せた色と私が今見てる色は同じなんだろうか。

・150年以上、絵がこんなにも綺麗な状態で保管されているの凄すぎる。だからこそ、さっき書いたみたいに「今ここでめちゃくちゃにされちゃったらどうするの!?」って思います。

・水の反射描くの上手すぎる。当たり前なんだけど、これ全部人の手が書いてるんだよな…とか改めて思うと凄すぎてちょっと引いてしまう。色が置かれているだけなのに、私たちが「建物」や「水」と認識できてるのってとんでもなくないですか?更には「建物が反射して写ってる水」までわかる。ちょっと凄すぎるよ。


・近くで見ると結構荒いタッチで書かれているのに少し離れると写真のようにしか見えない。多分おそらくこれが筆触分割という技術なんだと思う。

筆触分割(ひっしょくぶんかつ、英: divided brushstroke)は、印象主義の画家たちが用いた絵画の技法である。普通、色をつくる際、何色かの絵の具を混ぜてイメージに合う色になるまで混色を行うが、筆触分割では、色を混ぜ合わせることはせず、一つ一つの筆触が隣り合うように配置する。そうすることにより、隣接する筆触の色が鑑賞者の網膜上で疑似的に混り、二つの異なる色が一つの色に見えるよう表現する。色彩分割、視覚混合とも言う。

Wikipedia『筆触分割』より

・これがおもしろくて近くで絵を見た後、会場の中心に立ち遠くから絵を眺めたりしました。おもしろかった。

・グッズはこんな感じ

今月給料0なので控えめ

・個人的にかなり嬉しかったブックカバー。全然売れてなかった。最近みんな紙の本とかあんま読まないのかな。

かわいくないですか?



・上野初めてだったので、色々散策しました。

上野恩賜公園
西郷隆盛像
鳩とカエル(かわいい)
アメ横
サーモンイクラ丼
チェダーレーラ
フルーツ飴

こんな感じでした!楽しかったね!

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