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異世界転生だが転生する意味って本当は何なの?

物語でもてはやされているが転生という概念だけど何かよく考えると現実離れしているのは確かなんだが

だからといってこれだけはやっていると何かはやることに意味があるようにも思われる

それって一体何だろうか?

ちょっと興味なくはないですか

転生の構造をまず考えてみたらわかるんじゃないかってそう思ったんですがどうなのかな

転生そのものに関心があるわけではない

そもそも転生がどう起こるのかは物語の中で意味ある部分では実はなっていないように思います

当たり前ですよね

そもそも哲学的で難しいもので人類の英知みたいな人が似たようなテーマに挑んでどういうことなのか考えても統一的な見解すらないものです

だからそれをさらっと流すしかもちろんないのですが

じゃなぜ転生ということを使いたいのかそこに問題の核心があるように思えてならないのです

転生は便利なひみつ道具!?


そもそも物語に転生自体に意味があるわけではなくて装飾ですから転生という道具を使って何かしたいということになるんじゃないのかと

つまり転生することで何が可能になるのか
いわゆる物語的にということですが…

それは何でもありの世界設定を読者に提示できる説得力が転生ということにあるのではないかと

そうです

他の物語だとその何でもありをするためにとてもたくさんの状況説明やそして世界観の設定を細かくして現実と照らし合わしてある程度のリアリティがないといけないので

それはそれでとても大変な作業です

けれど異世界に転生したというのだればそれを全部はっしょって本題にすぐに入れるのですだから便利なひみつ道具が転生なのです

でも転生ということに意味があるから使っているのではないでしょうか
確かにそうだと思います

それでは転生の意味ということをちょっと考えみていきましょう


転生というのはやり直し


なぜ転生しないといけないのかは
上に書いた内容だと物語の出発を安易に設定できる便利さがあるから

というのがある一方転生についてまるで深い意味や何かの感情表現としての象徴的な意味がないわけでもきっとないのですが

それは一体なんでしょうか

色々あると思いますが私は

やり直しということがキーワードではないかと思います

なぜやり直したいのかは作者の中でいろいろ理由付けは
あるかと思うのですがそこは千差万別触れないにしても
基本的にやり直したい思いがこうした物語を生んでいるのでしょう

そもそも転生など現実にあり得ると考えるのは
さすがに誰も正気の沙汰ではないと思うことでしょう
もちろんないとは証明もされてはいないのですが
転生の仕組みやらその意義などを深く考えるというのでは
それは宗教学の論文になってしまいます

確かに世界に何かメッセージを投げかけるというのが
文学の役割ではあるでしょうが論文であっては物語的な
面白さもありません

だからこの転生という概念についてはさわりでしかない
その程度の象徴しか埋め込まれていない場合が
多いわけです

REゼロから始める異世界生活などはその象徴的なものと
言えるかもしれません

なぜなら異世界に転生しただけでなく異世界の中でもいわゆる
ループという形で何度も転生しているようなものです

やり直しながら何かを発見していくということが
ループものの特徴ではありますが

そもそも物語というのはそういう何かの発見をしていくことを
目的として読まれているのでしょう

だから転生にも何か価値がある意味がそこにはあるのだと思います


しかし物語の中にそれを埋め込めている物語が少ないのが
少し残念ですが

あふれてしまった異世界ものの行き先は
その異世界転生の意味ということを
示す物語かもしれません


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