見出し画像

福島の復興を後押し  宮田運輸がホールディングス化へ

 ㈱宮田運輸(大阪府高槻市)は、4月に㈱宮田を親会社として㈱宮田運輸、新会社である㈱宮田開発を傘下に置くホールディングス体制に移行した。㈱宮田の代表には宮田博文氏が就任した。
 宮田博文社長は、「こどもミュージアムプロジェクト協会で社会課題解決活動として、320社の仲間づくりが出来た。同時に、福島県復興支援の地域事業も進展しており、更に多方面で事業が広がっている。そこで、物流という枠を超え、社会課題解決企業へ進化するためにホールディングス化した」と経緯を説明した。
 宮田開発は福島県富岡町に拠点を置く。宮田運輸福島事業所は、福島原発による汚染土壌を処理施設に運ぶダンプ事業を行っているが、富岡町の東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故からの復興・創生、新たな産業の構築を目的に、福島事業所に宮田開発を新会社として設立した。
 今後は福島の復興を兼ねながら東北地方も視野に入れ、物流にこだわらない様々な新規事業を大胆に展開していく。宮田運輸は富岡町の産業団地に、敷地面積7700坪、倉庫面積900坪の常温倉庫を昨年8月に竣工。第2期工事、第3期工事も予定している。

【写真】福島で汚染土壌を運ぶ宮田運輸のダンプカー

トラック運送業界の専門紙「物流新時代」には、
関連記事を多数掲載しています。
試読のお申し込みはこちらまで