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【編集後記】反転授業の限界とリモート授業の注意点

ブログを更新しました。noteでは編集後記として個人の主観がたっぷりの感想を書いてみようと思います。ブログ記事はこちら↓。

今回、記事としてまとめたのは、生徒の使える時間の全体量を見越して指示を出さないと、教育がうまく回らないという点でしたが、個人的に気になる点は他にもあって

反転授業の研究をしていた先生が、そのやり方を変えなければいけなくなった、という点です。

私は運よくIB(インターナショナルバカロレア)を導入しようとしていた学校に勤めていたこともあり、アクティブラーニングや、ICTの活用などの研究に、世間の流れより一段階早く触れることができていました。
そして、そこで得たノウハウをいろいろな先生に知ってもらいたく、口コミで広めたり、研究授業で発表したりなどをしましたが、やはり準備には相応の労力がかかり、学校全体で、という広まり方は実現できませんでした。

そんななか、リモート授業が活発になり、自然とアクティブラーニングやICT教育に多くの教員が触れるような環境になりつつあります。

広がること自体は、教員のスキルアップにも繋がるし、生徒にできる最大限のケアとして考えるとしては素晴らしいことと思っています。
しかし、生徒の負担を考えずにどんどん、課す課題が増えていったら、どこかで生徒の時間のパンクが起きて、学校全体で中止!となり得るのでは?という危機感も覚えるのです。

成果のでる教育技術が広がって欲しい!という想いと、今まで自分が通常時に行っていた教育ができなくなる可能性も出てくる?という不安もあり、せめぎ合いが起きています。

今まで広めようと躍起になっていた教員が、慎重論を語り出すような、天邪鬼な立ち振る舞いになっていることにも、少し違和感を感じていますが、どうにかうまく広がって、生徒に高い質の教育を届けたいですね。




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