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日本人は民間保険料を過剰に支払いがち

私調べでは知人の子持ち家庭の多くは毎月3-5万円の民間保険料を捻出していました。

保険と一口にいっても、その種類は様々ですが、
今日は、医療保険や生命保険に関しての話題です。

以前会社員だった頃の話です。私が務めていた会社では、民間の団体保険の加入が必須となっておりその毎月の掛け金は会社が負担してくれていました。

ある程度の規模の会社であれば、こういった団体保険に加入する会社は
多いと思います。

みなさま、ご自身がお務めの団体保険の保障内容について把握してますか。
会社の団体保険の保証内容を把握せず、ダブった内容の民間保険に加入している方いるかもしれません。

例えば、私が務めていた会社の団体保険の内容です。

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・医療保険(七大生活習慣病入院保険)
  →給付 入院 1日/1万円
       七大成人病なら120日まで
        75歳まで。

・生命/高度傷害保険(終身)
  →給付 8000万円(内訳4000万会社、4000万社員

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この2つの保険の掛け金が、月4,500円程度だそうですが、会社が全て負担してくれています。

この掛け金、仮に30歳~60歳まで自分で支払った場合、合計で162万円です。高い!会社員ってありがたいな、と当時から感じておりました。

会社の団体保険の内容を知った会社員時代の私は、自身で民間の医療保険や生命保険に別途で加入する必要性は無いと判断しました。夫も同じ職場であったこと、そして車も所有してないので、子どもが生まれてからもしばらく我が家の保険料は 0円 でした。
(私がフリーランスになってからは、私名義の掛け捨ての生命保険だけ加入しました)

会社員でいると、会社員の恩恵に意外と気づいていないことってあると思います。

ぜひ、ご自身の会社や、配偶者の方の勤め先の団体保険の内容を確認して見て下さい。

会社の団体保険の保証内容と、加入していいる民間保険の保障内容が
重なって、過剰に保険料を支払っている可能性あるかもしれません。

ぜひ、見直してみてはいかがでしょうか。

冒頭でいったように、私の印象では日本人はとにかく保険が好きです。

きっと、自分の親や周囲の人がみんな保険に入っていることへの安心感で、

保険に入るのは良いことだ、
保険に入るのは必要なこと、

そんな思い込みに近いものがあると感じています。

医療保険や生命保険は、子どもがいる家庭であっても加入することが当たり前ではありません。

収入や貯蓄、勤め先の団体保険の状況によっては不要な場合があります。

保険の相談総合窓口にいっても、あなたの世帯に保険は不要です、などというFP(営業マン)はいないのです。

保険の相談総合窓口というのは、相談者から収入やら家族事情をヒアリングして平均にそったライフプランシートを作成して、
将来的なお金の不安をつきつけて、そこですかさず保険商品を提案する、という王道の営業シナリオがあるのです。

保険が売れることによってインセンティブを得るFP(営業マン)からは、
あなたに本当に保険が必要かどうかは情報提供してもらえない、と知っておいて下さい。

多くの人が抱えている将来へのお金の不安というものが、保険営業マンを引き寄せる格好の餌になっているのです。

日本で保険が過剰に売れるのは、日本人の金融リテラシーの低さの表れとも言えます。

どうかまずは、今日とりあげた、勤め先の団体保険の内容を確認してみて下さいね。


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