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自宅オフィス化3年で学んだ「在宅ワーク3つの心得+α」

バタフライボードを法人化し、オフィス勤務から自宅オフィスになってまもなく3年、まだまだ課題はありますが、試行錯誤を繰り返し辿り着いた、私なりの「在宅ワーク3つの心得」をまとめました。

① 集中力を長く続ける

自宅で仕事をするようになると、無駄な電話や会議、そして突然の上司からの問いなどがなくなり、オフィスにいた時よりも圧倒的に集中する時間が増えます。しかし、100%の集中力を保つには私の場合持って30分なので、せっかく集中する時間が増えてもあまり意味がないという事で、アウトプットの質を上げる集中の仕方を模索しました。

適度な集中力で長く考える

超集中の短時間と適度な集中の長時間では圧倒的に後者に分があったので、集中をさせない要素の指標をつくり、状況に応じて組合せを変えながら適度な集中力で長く考える事を実行しています。

・音楽:-10%(90%の集中力)
・ラジオ:-20%(80%の集中力)
・散歩:-30%(70%の集中力)
・ドライブ:-40%(60%の集中力)
・上記の組合せ

今の仕事のフェーズでは、車に乗って音楽を聴きながら考える(50%の集中力)パターンがいい感じです。

② ONとOFFを整える

オンラインのONとオフラインのOFF、仕事のONとプライベートのOFF、という2つの側面でONとOFFを整える事の重要性は、自宅で仕事をする上で、精神的な安定を作りだすためにとても重要だとわかってきました。基本的に仕事柄どちらもONとOFFを切り離すことはできないのですが、強制的にONとOFFを作り出すことで、なんとなく気持ちにゆとりが持てるようになった気がします。

ゾーニングしてオフラインの場を作る

スマホを持っている以上、常にオンラインとなってしまうので、狭い部屋ではありますが、テーブルを分けて物理的なゾーニングをすることで、強制的にオフラインの時間を作りだしています

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■オンラインゾーン
徹底的に効率と快適性を求め、最適な配置やシステムを模索しながら構築を行っています。

■オフラインゾーン
「もの」と「こと」を、五感をフルに使ってかたちにすることを心がけています。

■ユーティリティーゾーン
ONもOFFも関係なく必要に応じて自由に拡張できるゾーンとしています。気分を変えたり、立って俯瞰する場所として使うケースが多いです。

ルーティン化して仕事の時間を定常化させる

通勤という行為は、満員電車というストレスフルなものだとばかりと思っていましたが、いざ自宅で仕事を続けていると、プライベートと仕事を分ける良いきっかけになっていたように思います。(二度と戻りたくはないですが。。。)
そこで、通勤行為なしに仕事とプライベートを分けるために、仕事のルーティーン化で強制的に仕事モードに入る事を心がけています。

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■午前①(8:00~10:00)特に神経を使うバックオフィス業務
顧客対応などカスタマーサポート業務
出荷、発注、需要予測といったサプライチェーン業務
お金まわりのファイナンス業務

■午前②(10:00~11:00)判断してアクションを行う業務
日々変動するマーケティングデータを振返りアクションする

■午前③  (11:00~12:00)  対外的業務
ステークホルダーとのコミュニケーションを中心に行う

---昼休憩(昼食&昼寝)----

■午後①(14:00~16:00)考えてつくる
クリエイティブ制作、アイデアの発散と収束、プロトタイピングなど

■午後②(16:00~18:00)未来を考える
妄想をしながら言語化を試みる
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オフィス勤務では難しかった「昼寝」により、リフレッシュした脳を朝一と昼一の2回作れるのは大きなアドバンテージです。

基本的には「頭の鮮度と体力のバランス」でルーティーンは決めているものの、仕事のフェーズによって大きく変動するので、その辺は臨機応変に変化させています。重要なのは仕事の時間という認識を強く持つという事です。


③ 自分を客観視する

オフィスで働いていると他人の目があるため、自然に自分を客観視できていたような気がしますが、自宅で一人で仕事を行うと素早く判断が可能になった反面、”本当に今の判断が妥当か” という悩みがいつもつきまとっていました。そこで実践している事は

頭の中を可視化する

人とのコミュケーションを円滑にするために、バタフライボードを開発した経緯はありますが、自宅で仕事をすることが多くなった今、頭の中を素早く書き出すことで「自分を俯瞰して見れるメリット」により、自分とのコミュニケーションツールとしてめちゃ使ってます。



番外編① 難しい家族との距離感

ここは未だ模索中ではありますが、オフィス勤務時代の距離感は家族と一緒にいる時間が圧倒的に少なく、今考えると遠すぎた感があります。逆に在宅ワークでの距離間は圧倒的に近づきます。それはいいことだと思うのですが、生活リズムが180度変わってしまう事で互いにストレスを感じ始め、何をやっても衝突が起きるという事が多々ありました。ここは「起業時の嫁ブロックを乗り越えた時」のように時間をかけて慣れていくこともそうなのですが、遠からず近すぎない距離感をうまく作りだすことが重要ではないかと思っています。

番外編② 在宅ワークで便利に使っているツール

■テーブルと椅子
基本的に椅子とテーブルはいつでも引っ越しができるように可搬性を重視しているので、使わないときにはコンパクトに収納可能です。

■WIFI環境
これは超重要です。私の場合はルーターから距離が離れてるので、中継機を繋げて快適な環境を低コストで構築しています。(建物構造などに影響があるようなので注意は必要です)

■インターホン
意外と重要だったのはインターホン。荷物の受け取りや来客に加え、家族からの呼び出しを受けるために、自宅のインターホンを子機付きに変えました。

■照明
家の中は一般的なオフィスに比べ暗くなりがちです。細かい作業を行う際は、スポットでこれでもかというくらい明るくする事をお勧めします。
私の場合はIKEAのアームライトに業務用大型LED電球をぶち込んで使ってます。

■FAX
未だ業界や業務によってはFAXが必須となっている事がわかり、WEB FAXを泣く泣く使っています。月500円必要ですがFAXマシンを導入せず送受信が可能です。

■音環境
最後はオーディオ。BGM用のGoogle Home+GENELEC 8020Dに加え、最近はYoutube用としてボーズのM3。気分を上げるには音は妥協したくないんですね。

終わりに

バタフライボード ができるまでのもの作り物語をマンガ化しましたので併せてご覧いただけると幸いです。



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