中学受験は必要なもの?

井の中の蛙

NewsPicks【中学受験の選択】茂木健一郎 vs 富永雄輔
を見てみました。
とても興味深い議論でした。

お二人の主張は今後の展望もどちらも正しく思え、正解のないもの。

受験や進路、私も沢山悩み大人になりました。
私が就職する時に決めていたことは一つだけ。
制服のある仕事はしない。私にしかできないことをしたい。

学生時代のことなので傲慢さには目をつぶってください。

私は何者かになりたかった。
そしてやりたいことを見つけた。

やりたいこと、好きなことでご飯が食べられうようになるために走った20代でした。後悔はありませんし、楽しかったです。

ペーパーテストができることがこの世の全てではない。
私は新卒時代から長く今の業界にいます。

なのでその評価の曖昧さはよくわかっています。
それに比べ、学生時代のペーパーテストのなんと公平なことか。

親の課金ゲームとは言いますが、それは受験に限ったことではないです。
英語を話せるようになりたい場合、親が海外勤務ならずっと国内にいるより有利に英語を習得できます。
金銭的余裕があればインターにも通えます。
ゴルフのプロになりたい場合、毎週末ゴルフ場に通い、先生を雇うことができれば可能性は増えます。

ほとんど全ての可能性において大概お金は必要です。

これが30、40世代が社会で戦ってきて思うことなのは否めないと思います。
1000人1人、1万人に1人の才能があれば、運よくお金がなくても突出することは可能でしょう。

でも多くの人がそうであるように、凡人である可能性の方が高いのです。

それに中学受験でなくても高校受験や大学受験でいつかお金はかかります。
大学に行かなくても専門や資格取得の勉強にはお金がかかります。

小学生に6年次1日10時間勉強させることはかわいそうなのかな、、、
と何度も悩みます。

私は中学時代厳しすぎる部活に入って辞めることもできず、とても後悔しました。
あの時、やめてもいいよと親の介入が欲しかったと大人になった今思っています。
勉強はそんなに嫌いではなかったので、高校受験の塾にもう少し身を入れて通いたかったとも思っています。
でもそれらは全て大人になって分析してわかったこと。

今の教育制度や日本はもう頭打ちなのは現役世代はみんなわかっています。
日本はこのままなら衰退するのに、その小さな世界のパイの奪い合いをしても意味はない。

では、全部公立に通って勉強できればそこそこの大学に行けばいいし、
できなければ就職すればいいのでしょうか?
本当に?

お金(年収)が幸せではないと思うのですが、
でも年収がある程度ないと、そもそも幸せを考える状況ですらないと思ってしまいます。

この先どんどんAO入試が増えた場合
それこそお金がないといい大学には行けず、親の年収は超えられない時代が来るんじゃないかと思っています。

まだ中学受験すれば選択肢が増えるという事実がある今のこの状況が後数年しか残っていない場合、我が子にどちらをさせたいか?

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