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「710年そばの旅(役小角の蕎麦・完結篇?)」(Culture)

10月下旬、再び奈良時代伝説のそば、入野谷在来種のそばを求めて伊那へ向かった。
目指すは前回の旅で教えてもらった「壱刻」。


伊那バスターミナルから市バスに乗り換えるため、バスターミナルで30分ほどバスを待つ。
バスに乗り、山道を走ること25分、高遠駅に到着。

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高遠駅を降りてすぐ「壱刻」を発見。

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店内はおしゃれなウッド系でモダン。ジャズが流れている。
早速、高遠そばを注文。もちろんそばは入野谷在来種のそば。
そばを待つ間、お店のお母さんが優しく声を掛けてくださる。
しばらくして、そばがやってきた。

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念願の入野谷在来種。あの役小角のスーパーフード。これで私もスーパーサイア人になれる。高鳴る胸。
壱刻のおつゆは、おろしとそばつゆと2種類。
おなじみの辛味噌と大根おろしはお好みで。

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「ぜひ塩だけでも食べてみてくださいね」。
お母さんに教えてもらい、まずはシンプルにそばにお塩を少しかけて頂く。お塩はフランスのゲランの塩。
「わ、これが本来のそばの味かも」
弾力のあるしっかりしたそばの麺、プチプチとそばの実の歯応え。あとなんと言っても、ものすごくシンプルでやさしい「味」で、噛めばかむほどそばの風味が広がる。
江戸のファストフードであったそば。
シンプルで飽きの来ない味、しっかりしたそばの弾力、さらに伝説。これがスーパーフード足らしめていたのかもしれない。
お塩でそば麺お味わったあとは、おろしとそばつゆで頂く。ちなみに辛味噌も自家製だそうです。
ぺろりと平らげたのち、運ばれてきたそばつゆ。
またこのそばつゆが、とろとろでとてもおいしかった。
じっくりと高遠そばを堪能し、再び市バスに乗っていバスターミナルへ。

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高速バスまで時間があったので、前回もお邪魔したカフェで、そばのご報告。
そしたら、
「まいたけの天ぷらは食べた?拳くらいの大きさで、そば粉で揚げてて、サクサクで癖になるよ」。
「え?食べていません」。
そばに夢中でそば以外目に入りませんでした。
と言うことは、またリベンジと言うことでしょうか。
さて、私はスーパーサイア人になれたのか?ええ、まだまだ役小角には程遠いようです。

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