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私を助けたいですか?

イタリア語で
「助けてもらえませんか」というのに
「私を助けたいですか」
という表現を使う。
これって結構イタリア人っぽいと思う。
イタリア人って、人になにを言われようが、自分のやりたいようにやる。
無理矢理やらされるなんて耐えられない(からしない)。
人を助けるのも同じ。
頼まれたから助けるというより助けたいと思う気持ちがあるから助ける。
助けたいという気持ちが起こらないような相手には、
泣いて頼まれたって助けなさそー。
へ理屈化も知れないけど、
「Puoi aiutarmi?」(Can you help me?)
だと、
「Posso ma non voglio」(I can but I don't want)
ってこともあるわけで、やっぱり
「Vuoi aiutarmi?」(Do you want to help me?)
がニュアンス的に落ち着く訳ね。
ということは、
助けてくれる人はみんな助けたいという気持ちがあるわけで、
日本人感覚で、恐縮したり、手間を取らせて申し訳なく思う必要はない訳。
イタリア人に助けてもらったら、
さらりと「グラツィエ」ってお礼をいって、
にっこり笑ってお礼をするのがスマート。
「ニエンテ」とか「プレーゴ」とか笑顔でかえってくるはず。
「イヤー、どうもありがとうございます、お手数かけちゃって。」なんて長々とお礼を述べてぺこぺこ頭を下げたりすると、
向こうはどう答えていいのやら困ってしまうので。
せっかく女に生まれて、
イタリアに来たなら、
どんどんイタリア人の親切に甘えてしまいましょうよ。

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