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書評「STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか (NewsPicksパブリッシング)」

本書の簡単な概要としては、「各起業家たちの起業したキッカケ、ハードシングス、資金調達における考えなど起業にまつわるストーリーが1冊に凝縮した書籍」といった格好である。

ポイントは実際の起業家たちが、実際の経験談をベースに赤裸々に語っている点にある。個人的にはノンフィクションの物語がすきなので、この類の本はまさに大好物といった感じだ。

なぜこれらの経験談がGoodpointかというと、実際に起業志望の人は相当数いると思う。

しかし、どこで誰と何をやっていいのかわからない方も相当数いると思うので、そういった方々にとっては目から鱗の内容が多く盛り込まれている。本書の価格は2,000円強であるが、間違いなく20,000円以上の価値はあると感じた。

例えば私が心に残った内容として、起業アイディアの見つけ方パターンとして「事例起点(過去)」「課題起点(現在)」「構造変化起点(未来)」があると知れたこと。

身近な企業はほぼ全員「事例起点(過去)」で、それ以外の選択肢はあまりないと思っていた。この切りわけ方は面白いし、今後起業する際の考え方の基礎になりそうだと思った。守破離の守の部分における考えがアップデートされた感覚である。

いずれせせよ、上記の内容が1だとしたら、本書には10,000くらいの内容が盛り込まれているので、気になる方は是非本書を手にとってみていただきたい。

起業家志望の学生、社会人、個人事業主の方には間違いなく役立つバイブルとなるだろう。


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