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【脱貧困】世界が美しい【10万円】

やっほー!あっという間に6月も下旬ですね!

かつて、生きるのが難しいという極貧生活についての記事を書いてじわじわと好評をいただいているのですが、あのときから3ヶ月半、ついに!半年に一度のバブリーシーズンが来ました!!!

特別給付10万円(ありがてえ〜)

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夏ボーナス🍆

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5月に立て替えた経費精算

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6月給料(昇給!)←イマココ!

もうね!!!預金残高モリモリですよ!!!


とにかくね、収入ラッシュの第一弾、例の給付金ですよ。見て!この10万円のありがたさ!!

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そして、10万円入った上での、この、心許ない預金残高!!!

首の皮一枚とはこのことですよ。10万円のおかげで、都会の片隅の小さな命が繋がりましたよ。ありがとう、国。

いや〜〜〜預金残高が6桁って安心感すごいですね。急に高熱が出ても病院に駆け込めるし、化粧品買うときに「ラーメン何杯分かな、だったらラーメン食うかな」なんてならないし、自分をちゃんと世話してやろうという気持ちになれます。自己肯定感が上がります。ありがたいです。

しかもね、誇張じゃなく、本当に世界が美しい。梅雨の合間のちょっとした青空に涙ぐんじゃうし、道に咲いてるあじさいってこんなに鮮やかなんだなってしみじみしちゃうし、何なら、突然の雨に打たれて傘をささずに駅から家までダッシュするベタベタの時間すら愛おしい。世の中の預金残高に余裕がある人たちはみんな普段からこんな世界を見ていたのか?と驚きを隠せません。わたしは自由だー!!!と叫びたくなります。


どうして普段そんなにカツカツなのかって色んな人に聞かれます。上記の通り、ちゃんとボーナスと昇給があるようなまともな会社に勤めているのに、しかももう3年目にもなるのに、このお金の無さ。

一番の問題は、可処分所得をほとんど趣味(と、それに伴う交通費)に費やしているということだと思います。もちろん、そんなことじゃ生活が成り立たないので、半年に1度のボーナスを切り崩しながら毎月の生活費に充てています。とはいえ、「やったー!ボーナスだー!」と、ボーナスのたびに大きいお買い物をするので、実際はボーナスの30%くらいしか「後々の生活費」には回らず、ボーナス後3ヵ月で預金残高はゼロになり、クレカ引き落とし日の前日にバンドメンバーに泣きついて借金をすることになるのです。そして次の給料日に入ったお金の約3分の1は借金返済に消え、早々にキャッシュが無くなり、クレカに頼って生活をし(あろうことか疑似キャッシング※にも手を出し)、次回引き落とし日に死ぬ・・・このサイクルの繰り返しです。

※疑似キャッシング・・・複数人でまとめて会計をする際、自分がクレカで支払いをして他の人に現金で割り勘してもらうことで、一時的にキャッシュを得る手法。


しかも今シーズンに関しては、2月あたりから既に給料日前に預金残高がゼロになる生活水準で、更には3月には絶対に撮影したい聖火輸送機のための仙台遠征もあって、完全に負け確のシーズンでした。

そんな中、コロナにより4月から完全に外出ができなくなり、負け確の中何故か計画していた旅行(しかもほぼ毎週末遠征するスケジュールだった)が全てキャンセル、取っていたライブのチケットも全て払戻、航空券も払戻という怒涛の現金カムバック・・・楽しみにしていたイベントなのに払戻でホッとしている自分がいて、本当に貧困って最低だなと実感させられました。しかも、これで多少お財布に余裕ができる!!と思ったのも束の間、全てを疑似キャッシングでやりくりした仙台遠征のツケがわたしを襲い、4月の給料もほぼ返済に消えたのでした。

とはいえ、出社のストレスで毎日外食爆食いしていたのもなくなり、もちろん遠征もなくなり、遠征に行けないから色んな趣味グッズの購買意欲も低下し、この外出自粛のおかげでそれまでの生活よりは圧倒的に支出が減りました。(もちろん心の潤いはそれ以上に低下していますが)

途中からは食費を切り詰めることに楽しさを見出してしまい、5キロまとめ買いスパゲティと2食78円のパスタソースで空腹を満たし、100グラム39円の鶏むね肉でタンパク質補給をする日々。一度ケチケチするマインドが染みつくとなかなか元には戻れないもので、10万円給付により突然大金を手に入れて、どうしていいかわからなくなっている自分がいました。


確かに、世界は美しいんだけど、じゃあこのお金をどうしよう?いや、冷静にほしいものはたくさんあるし食べたいものもたくさんあるし、買わなきゃいけないものもあるはずなんだけど、その買い物をするまでの活性化エネルギーを見失っている。一度バブリーモードに入れたらあとはすんなり散財できるのですが、そこまでが妙に遠いのです。

普段なら、金だ~!肉だ~!と盛り上がって焼肉とか行っちゃうのですが、このご時世にわざわざ人と外食ねえ・・・という気持ちになり、スーパーで半額肉を買ってきてセルフ焼肉したり、

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ボーナスだー!!寿司だー!!となるところでスーパーの半額パック寿司で優勝したり、

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普段はちょっと高くて買えない(1Lパック273円する)よつ葉ミルクコーヒーをがぶ飲みしたり、

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人とキャイキャイ外食はちょっとなあって時期だから、一人でワシワシ麺をかきこむ大盛りスパゲティ屋さん「ジャポネ」に行ったり、

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近所の二郎インスパイア屋さんに行ったり、

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こんな小さい幸せを積み重ねつつ、空前絶後のバブリーシーズンを楽しんでいます。貧困時代よりも味覚が研ぎ澄まされて、美味しさを強く感じているような気がします。好きなものを食べて、自分の身体が喜んでいます。

少しずつ身体を慣らして、普通にお金がある人の普通の暮らしに近づいていけたらいいなと思います。世界の美しさに気づかせてくれてありがとう10万円。

こんなこと言ってると、またあっという間にお金が無くなって数ヶ月前の財布に戻るんだろうな。それを考えると今こそ節制の気持ちが大事なんでしょうけど、知ったこっちゃないです。あぶく銭はパーッと使うに限りますよ!!



ところで今日入ってきたお賃金、今月から昇給なのでワクワクしながら明細を見たら、住民税が爆上がりしていて結局手取りは変わらず・・・というよりむしろ減っていて目を疑いました。昇給とは???????

税金のバーカバーカ!近いうちに公務員と飲み会しておごってもらいますわ。少しでも取り返していかないと割に合わねーよ!バーカ!!

しかもさ!部屋の更新代!何これ!?家賃1ヶ月分が知らん間に巻き上げられてて泣けますよ。東京の家賃は高いんだぞ!!ただ生きているだけなのにお金かかりすぎんだよ!!クソ〜〜〜そんなに若者をいじめると死んじゃうよ??毎週10万円よこせ〜!!!


結論:10万円をもらうと世界が美しく見える。でもただ生きていくためにお金がかかりすぎなので、やっぱり人生は難しい。



おわり



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