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サービスのプライシングを決めるときの参考になりそうな情報

去年に引き続き、今年のGWもコロナで自粛ムード。

去年の未経験のことにバタバタしていた状況に比べ、2回目ともなると混乱は収まっているように感じます。

ただ緊急事態宣言や蔓延防止など、公による国民のコントロール(言い方)はもうできなくなってますね。。

…と暗い話はここまでに。サービスのプライシングを決めるときに参考にしたら良さそうな情報を考えてみました。

Netflixがアカウントの自動解約をスタート

これすごく話題になっていましたが、1年前の話なんですね。

「あまり使っていないけど月額料金が安いから…」「解約の仕方がわからず放置」といった形で月額課金を続けてしまっているユーザーって多いはず。

企業側として、そのようなユーザーからお金を取ることはユーザーファーストではないとわかりつつも、サブスクの恩恵にもなりうる部分で手を出しにくいある意味で「聖域」なんだと思います。

でもそこにメスをいれたNetflix。すごい。

1500円/月というプライシング設定をし、使っていないユーザーに対しては「無駄な出費なので勝手に解約するね」という。

普通の施策なら「〇〇日間無料!その後自動課金スタート(2ヶ月縛り)」といった形が多いハズなのに。

スマホキャリアなんて2年縛りにしてますからね。月額5倍くらいの料金なのに…

使うユーザーによる3桁と4桁の壁

月額課金サービスは、この3桁と4桁の壁がありそう。

特によく使うサービス(1日1回は立ち上げる)だと、1,000円あたりは許容してしまいそうだな…でも他で代替されたり一時的な欲求に答えるためでは課金しなさそう。

自分個人の感覚だと、VODサービス(Netflix、Hulu、AmazonPrime)がユーザーの懐事情を若干ゆるくした印象あるけど、音楽再生サービス(Spotify、iTuneMusic、AmazonMusic)も1,500円あたりまでは月額料金変更されても使い続けると思う。

でもDTV(VOD)やU-next(映画)、Paravi(TVのVOD)は500円でも払う気持ちにならないんだよなぁ。。

通っているジムの請求が、急に1500円くらい安くなってた

月額課金で毎日使うものに関しては、その利用頻度によって月1,500円までは許容しているが、一方で月10,000円前後支払っているサービスに対してはどうなのだろう…

たまたま先月のジムの請求(自動引落)をチェックしたら、1500円くらい安くなっていた。「なんかわからないけれどラッキー」程度に思っていたのだけれど、この前ジムに行ってもその説明はどこにも書かれておらず、、、

気になってサイトを確認したら、コロナの影響による緊急事態宣言の発令で、1ヶ月基本料金を値下げした模様。

昨年はジムも封鎖されて月額料金がまるまる返却(というか引き落としされなかった)が、その事務処理も当月ではなくキャッシュフローの影響で2ヶ月あとに無料月があった。

月に10,000円ほど支払っているのにユーザーとしての扱いはかなり希薄だし、企業側の都合で自分たちがおざなりにされている感じもある。

料金値下げについてももっと見せ方やコミュニケーションがあるだろうに、「また緊急事態宣言…基本料金下げておくよ」と雑に対応された感じが否めない。。

期待値は料金に対して持っているわけではない

このNetflixとジムのギャップ。月々支払っている金額でも利用している頻度でもなく自分がどのように扱われているのか、ただそれだけのように思える。

もちろん、ジムは初期費用がかかったり月々のランニングコストが発生することもわかるけれどそれってユーザーに理解を求めるものじゃないよね。。

一方でNetflixが月10,000円になると「それはさすがに…」と思ってしまうし、例えば映画館通い放題プランが月10,000円で売られていても検討にも登らない。

でも費やしている時間は圧倒的にNetflix。

月の費用が安いのもNetflix。

求めるサービスレベルが高いのもNetflix。


うーむ、、、基本料金が安くなればなるほど

「安かろう悪かろう」ではなく「安いうえにお得感」が大事なのかな。


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