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ジャンルで一番わからないのがポストパンクだったので

※この記事はMash-Room Magazine 2018年1月9日の記事をリライトしたものです。

というわけで勉強したいんですよ。ポストパンク。悔しいから。

それまでの旧態依然としたロックの否定を出発点としたロンドンパンクの流れをそのまま受け継いでいるためローファイなサウンドを重視しているものの、レゲエ、ファンク、フリー・ジャズ、民族音楽を取り入れるなど音楽的挑戦には貪欲なバンドが多い。ビート感が強くダンスミュージックとしての性格を持つ。日本ではしばしばポストパンクはポストロックと混同されるが、もちろんその実は全く違うジャンルである。ポストロックはロックの再構築・再解釈を中心とした実験的ロックであり、対してポストパンクは単純に歴史的な意味合いで「(ロンドン)パンクの後を受け継いで勃興したジャンル」であるから「ポスト」パンクという名称を与えられている。ポストパンクは同時期に勃興していたニュー・ウェイヴと同一視される場合も多く、ポストパンク・リバイバルについても、レコード会社や雑誌によっては「ニュー・ウェイヴ・リバイバル」とも言い表している。敢えてニュー・ウェイヴと対比して言及される際は、ニュー・ウェイヴのアーティスト群の中でも比較的シンセサイザー色が薄く、ガレージ・ロックに似た鋭いギターの音を押し出しつつ内省的な雰囲気を内包したバンド群を指すことが多い。
(Wikiより)

なげえ!!!!!

長いので三行でまとめると
・イギリス発パンクロックが原点
・ダンスミュージックっぽさとかファンクっぽさもある
・「ニューウェーブ」マイナス「シンセっぽさ」だと近い

…うん、わかんなくないすか?わかんないんですよ
僕はわからなかった。

でもね「うわこれいいな〜」ってバンドあったら「あ、ポストパンクですね〜」って言われて「え?これポストパンクなの?俺ポストパンク好きなの?ポストパンクって何?」ってなること多くて

こりゃ勉強するしかないでしょ!!


出会い

ポストパンクとの出会いはトリプルファイヤー
トリプルファイヤーの好きなところは歌詞なんですよね。
歌詞の庶民性の高さ故のあるある度の高さとか、斜め上からのパンチラインとか。
「あっそういうとこから攻めてくんの!?」って感じが。

『次やったら殴る』とかは、表現のハイレベルさがすごくないですか?

楽曲で何かを表現するときの「曲調、曲の様子」「歌詞」という要素にさらにプラスして「自身のキャラ」をうまく適合させてるんですよ。

『次やったら殴る』をみんなに「でもこいつ次も殴らなさそうだな…」と思わせるところまで仕組まれてる感じがする。そこまでいって初めて曲の良さが理解できる気がする。

これをかっこいいと思える感性を持ってください。いや僕は普通にかっこいいと思うんですけど後輩は「何がいいんですかコレ」って言ってて僕は寂しいです。音楽に必要なものなんてメロディーでもハモリでもコードでもなく「感じる」ことただそれだけなんです。メロディーがないから〜とか言って立ち止まってる場合じゃないんですよ皆さん。

まあいいんです?トリプルファイヤーはかっこいいし凄い。聞いてみてください。
で、これがポストパンクらしいんですよ。

はて、ポストパンク…いや確かに『次やったら殴る』とか『有名な病気』とかの歌詞はパンクス精神あると思うんだけど、楽曲の音的にパンクなの?という疑問がね。

なのでイギリスパンクまで遡ってみましょう。

UKパンクとUSパンク

青春ド真ん中SUM41。中学〜高校のときはSUM41を始めBlink182やらGreendayやらを聴き漁ってたもんで、パッと思い浮かぶのがこういうUSポップパンクなんですよね。

で、もちろん違うわけですよトリプルファイヤーとは。
髪ツンツンにしないし、ギターのストラップ下げないし、歪んでないし。

WikiによるとUKパンクのほうらしいじゃないですか。イギリスのほうのパンク。
https://www.youtube.com/watch?v=jLYsIESNtUc

(埋め込みされねーぞ!オイ!)(リバティーンズを貼りました)

あっほんとだ。なんとなく近くなったぞ。
まずギターの音がローファイ。USパンクみたくみっちみちに詰めた歪みじゃない。

で、ですよ。ニューウェーブ。これも近いらしいじゃないですか。

僕ねニューウェーブはちょっと聞いてたっていうか、Joy Divisionが好きで聞いてたのでなんとなくわかります。

わあ!メロディーわかんないしなんか陰湿!いやってかこの曲マジでかっこいいと思う。

ドラムの使い方もなんか近いかも。エイトビートが云々というロックの基本というよりかはパーカッシブルに使ってるというか。

はいはいはいはいなんとなくわかってきましたよ。ポストパンク。

UKパンクとニューウェーブの要素がつかめたらなんとなくわかったような気がしますポストパンク。
確かにこれ俺が好きなやつや!

色々聞いてみよう

急に変化球構成を投げてしまいました。ギターボーカルとベース&ドラム(?)の左右。

ボーカルの女の子のちょいロリ声感で叫ぶ感じも好きだし、音数少ない構成からのソリッドでストイックな演奏もバリかっこいい。

https://www.youtube.com/watch?v=9ZAwVmyXfZ0

(また埋め込みされない…)
こっちはもっとパンクっぽい。姿勢がパンク。

俺はそういうことをされるのが嫌だって今言ったからな

のところがバリ熱い。

友達の車に乗ったらかかってました。WBSBFK
「わびさびふうけい」と読むらしいです。これをドライブでかける友人のマインドも凄いわ。

なんだろ…わかんないけどじわじわと意識の強さを感じる。じわじわと来る。

あと声が好き。

いやもうこれは、この曲は脳を直球で射してくるかっこよさだ。かっけ〜〜〜。妖しい感じ強い〜〜〜惚れる〜〜〜

ポストパンクってどれもベースラインがかっこいいですよね。音数が少ないからこそそれぞれの楽器が洗練されてて、1つ1つの音に味がちゃんとついてる。

まとめ

かっこよさを言語化するの難しいな〜〜〜〜かっこいいのに上手く伝えられない〜〜〜〜

ポップスとは遠い文化かもしれないけど、こういう音楽もあるよってことを知ってほしい。久しぶりにこのブログの原点に立てた感じがします。

ぜひ聞いてみてください。

僕はすぐ影響される人なのでギターでコードをかき鳴らさない期に入ってます。

みんなも入って。


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