フォローしませんか?
シェア
武田暢高
2023年4月11日 21:24
気密測定器は元々コーナー札幌(株)という一企業が開発した測定器で、この測定器の取扱説明書が唯一の気密測定のマニュアルでした。その後気密測定はJIS化(JIS A 2201)され、現在はこのJISが気密測定のベースになっています。IBECsの気密測定技能者マニュアル一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター(IBECs)が気密測定技能者養成事業を行っており、ここで気密測定技能者を登録する制度
2019年10月30日 22:21
前回住宅の気密測定方法に説明しましたので、今回は測定結果の見方を書きたいと思います。気密測定器で測定すると以下のようなグラフが出力されます。このグラフは、気密測定器で測定した圧力差とその時の通気量(風量)をプロットしたものです。このグラフのように通常は圧力差を変えて5点測定します。このグラフは気密測定器から印刷されます。このグラフを元に圧力差が1Pa時の時間当たりの通気量(通気率)
2019年10月10日 22:08
前回気密測定の話を書きましたので、今回は相当隙間面積(C値)についてご説明します。C値は住宅のすき間の大きさを表す数値です。単位はcm²/m²です。C値が小さいほど高気密住宅(すき間が小さい住宅)ということがわかります。現在の住宅は気密性能にかなりの差があり、C値が小さい住宅ですと0.1くらいの住宅もありますし、古い住宅ですとC値が10を越えるものもあります。つまりC値は住宅によっては
2019年10月3日 22:22
住宅を高気密化するためには、まず住宅のすき間の大きさを確認しなければなりません。住宅のすき間は小さなすき間が様々な場所にありますので、定規で測れるようなものではありません。そのため、気密測定器という機械を使用して測ります。気密測定の原理は単純です。まず、送風機(パワーのある扇風機のようなもの)を窓やドアに設置します。送風機で住宅内の空気を外に出すと、外気と住宅内で圧力差が生じます。す