コンフォートゾーンから抜け出し、自分を変える心理学
今回のテーマは本田圭佑も実践している、自分を変える心理学についてです。
成功のカギとなるのは、コンフォートゾーン。
自分のコンフォートゾーン外のびっくりするくらい高い目標を設定し、すでに達成してるという感情と臨場感を持つ。すると、その状態が当たり前となって勝手にその目標へと上がっていきます。
コンフォートゾーンとは
コンフォートゾーンとは「自分が心地いいと思う領域」のことです。
なれ親しんだ場所や落ち着ける空間がコンフォートゾーンです。初めて行く学校や職場では、誰でも緊張していてそわそわするものです。その学校や職場がコンフォートゾーンになっていないからです。
コンフォートゾーンの例 (物理的空間)
スポーツの試合ではホームとアウェイという言葉があります。ホームは自分の練習してきた場所や地元のこと、アウェイは相手のグラウンドや相手の地元のことです。
例えばサッカーの試合で、アウェイの試合は勝率が下がると聞いたことありませんか?ホームはコンフォートゾーンなのでいつもの力が出せるのに、アウェイはコンフォートゾーンではないので力を発揮しきれないのです。
人はコンフォートゾーンの中にいる時にこそ、良いパフォーマンスを発揮するということです。
コンフォートゾーンの例 (精神的空間)
コンフォートゾーンは物理的な空間のことだけを指すわけではありません。自分自身に持つ自己イメージが脳内でコンフォートゾーンとして形成されます。
例えば、あなたが自分自身のことを「人前ですぐ緊張する」と思っているならば、「人前ですぐに緊張してしまう自分」という自己イメージがコンフォートゾーンになるのです。なぜなら、自分自身をそう思うことが当たり前で慣れ親しんだ状態になっているからです。
負のコンフォートゾーンでも、脳にとっては心地いい
コンフォートゾーンが「人前ですぐ緊張する」という負の自己イメージであっても、脳にとってはそう思うのが当たり前なので、安心できる心地いい状態です。
だから「緊張する自分」から変わりたいと思って行動しても、脳にとって心地いいその状態から変わらないように働いてしまいます。
昨日まで「緊張する自分」の状態で安全に快適に生きてきたのだから、今日その状態から脱却しようと思っても脳は邪魔しまいます。
脳は自己イメージを実現させる行動をとる
脳はコンフォートゾーンにある自己イメージを維持しようとします。
これがとても大事なポイントです。自己イメージが「人前ですぐ緊張する」というものであれば、人前に出た時に緊張しようと脳が働いてしまいます。
例えば、「さえない自分」の自己イメージがコンフォートゾーンにあるのにも関わらず、そこから脱却しようと勇気を出して行動しようとします。(例えば告白とか)
にも関わらず、行動を起こす前になると急にお腹が痛くなったり、緊張して何も言えなくなったりしてしまうのです。これは脳がいつまでも「さえない自分」を維持しようとしているからなのです。
成功したいなら良い自己イメージをコンフォートゾーンにおけ
自己イメージが「人前で堂々と話せる」というもので、そう思うことが当たり前のコンフォートゾーンになっていれば、自然に堂々と話せる自分が形成されていきます。
もしあなたの目標が本田圭佑ならば、すでに本田圭佑になったつもりで、つまり自己イメージが本田圭佑になるよう心がけてください。すると、脳は勝手に本田圭佑に近づけるような行動をとろうとします。
成功への鍵は、自分の目標である高いところにコンフォートゾーンをおいて、目標まで脳に勝手に引き上げてもらうということです。
負のコンフォートゾーンから抜け出す方法
現状から理想の自分にまでコンフォートゾーンをずらすためには、イメージングを利用します。思い描く理想自分をイメージし、その状態が当たり前であると考えるという方法です。
ここは非常に重要なポイントで、イメージするだけでは意味がありません。その状態が自分にとって当たり前であると完全に思い込むことが必要です。このような考え方が新しいコンフォートゾーンをつくります。
大いなる勘違いこそ最強の方法
「そんなこと言われたって、理想と現実は違うんだから無理じゃないか!」と思うかもしれません。まだまだな状態でいいんです。思いっきり勘違いしてください。
自分はすでに理想の自分でいる。理想の自分でいることが当たり前だ。理想の自分をイメージしながら、この言葉を何度も自分に心の中で語りかけて下さい。
現状を変えるためには「なりたい自分にすでになっている」と考える必要があります。理想の自分になりたいと考えてしまうと、今は理想の自分ではないという証明になってしまいます。
例えば、「痩せたい!」という考えるのは「今は痩せていない」を意味します。
無意識には「痩せていない自分」が強烈に印象付けられます。すると、痩せてない自己イメージを持つ自分にコンフォートゾーンが作られます。そしてそのイメージを守るために行動してしまうのです。
痩せたいならば、「自分はすでにやせている。痩せているのが当たり前だ。」と思うことが必要です。
その勘違いは、いつか現実になります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?