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保険についての考察

保険は万が一おきた時に影響が大きい事象を保障するものです。

ですが、日本人は非常に多くの保険に入り、家計を圧迫しているのは有名な話です。

こうなってしまうのは、日本の国民保険や年金制度が理解が難しい制度であることが起因していますが、日本では金融教育が普及していないことも一因です。

例えばアメリカの資産に対する保険の割当は日本とあまり変わりません。
アメリカは保険制度がないのにです。

しかし、一番の違いは、株式や投資信託などの割当が大きく異なります。
つまり、資産を築くという点に対してのマインドが違うわけです。

保険に入る人の心理は
『何か起こったら、、、』
という不安から入るわけですが、そう考えるなら、資産をつくるべきです。

保険は次の代に引き継げませんが、資産は引き継げます。

では保険1つ1つみていきます。

まずは医療保険
日本人はまず国民皆保険で医療保障がされています。基本的には、年齢により、負担額が異なり、限度額も年収により異なります。
ちなみに、限度額適用認定も受けられるため、そもそも高額出費になっても、そのお金を一時的に負担する必要もありません。
更に会社の健康組合によっては、医療費の負担上限制度を有している会社もありますよね。

例えば、私の長男は心臓が悪く産まれて2週間でオペを受けましたが、実際の請求額は数百万円でした。これ、保険が効いてです💦

子供は乳児医療証があるからお金かからないのではと思うかもしれませんが、それは、あくまでも居住地のみです。

私の長男は、他県でオペをしましたので、一時的にお金は払わなければいけません。
勿論乳児医療の適用になりますので、仮に700万円払っても後日全額還付がされます。

じゃあ数百万円払ったかというと、払っていません。なぜならば限度額適用認定証を会社の保険組合に申請して入手していたからです。

なので、所得が低いが医療費が極度に高くなることは理論上はなかなかありえません。

死亡や収入保険はどうでしょうか。
例えば共働き世帯ならば、1人が倒れてももう一人が所得ありますよね。
子供いなければ必要ないですね。
仮に夫婦どちらかが亡くなっても、遺族年金も払われます。

死亡収入保険は、言うならばあまり本質的な解決策ではありません。
家族の生活をきちんと成立させるならば、収入の柱を複数化する、または、収入が途絶えても、問題ない資産を作るというのが本質的な解決策になります。

貯蓄型保険はどうでしょうか。
これはお金を保険会社に預けることで、将来のお金を作る保険、かつ、医療保障などがmixされているものです。

これは簡単にいうと、保険会社が運用しているわけですが、保険会社が仲介することにより、手数料を中抜きされているわけです。
つまり利回りが大きく低下しています。
もし入っている方はきちんと利率を計算してみると良いと思います。
特に日系の貯蓄型は、仮にドル建てでも利率はかなり低いはずです(一部そうでないものもあるようです)

ならば、死亡、医療保障の保険に掛け捨てで安く入り、貯蓄型の差額分を自分で運用した方が明らかに利回りが高くなり、資産形成に寄与します。

保険はこれが正解というのはありませんが、なるべく毎月の支払い額を小さくし、その差額を資産形成にまわす方が本質的だと私は思います。

ただ、私は癌になり、保険でものすごい利を得ましたが😂

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