基本的には、ドルベースの資産を持つのがやはりいいと思います。
理由は、世界一の通貨はドルだからです。

では、どのようにドルを持つかです。

一番わかりやすいのは、ドル預金ですね。
しかし、これは一番良くない選択肢かなと個人的には思います。

理由は金利とペイオフ

三菱UFJ銀行のドル預金金利は、0.01%です。
100万円預金すると、100円の利息です。

アメリカの政策金利は今4%ぐらいあるはずです。

にも関わらず、0.01%、、、なぜだかわかりますか。
銀行に手数料としてとられているわけです。

また、外貨建て預金はペイオフの対象にはなりません。そこもデメリットです。
ただ、ほとんど増えませんが、投資にはなりませんので、破綻をしなければ、元本は保障されます。

次にドルMMFです。

これは、証券会社で取り扱う所謂投資信託になります。
内容としては、短期の格付けの高い債券を中心に運用されています。

元本は保障されないものの、元本保障感は高いです。理由は、短期の格付けの高い債券の運用のため、破綻リスクがかなり低いからです。

例えば、楽天証券のドルMMFですと、格付け会社のS&P社の短期格付けで最高レベルのものが9割の組み込み率になります。結構固い投資先になります。

しかも今はアメリカの政策金利上昇により、利回りもなんと3%ぐらいあります。
そして、それが自動再投資され複利もききますし、ドルへの換金も容易です。
ですので、短期的な資金保管にはドルMMFは良いなと感じます(銀行預金的に使えます)

長期的な保有には、やはり株が良いと思います。
例えば、S&P500などのインデックスでしたら、長期的には、MMFや債券よりも高い利回りが期待できます。
しかし、デメリットは日々の変動が大きいので、やはり長期運用とメンタルが必要です。

米国債も長期で良ければありだと思います。
利回りを確定できることが大きなメリットです。今は、利回り良いので仕込み時ではあります。

ドル建て社債などもありかもしれません。
特に劣後債などは利回り8%ぐらいのものもあります。
ただし、単社との運命共同になりますのて、あくまでも格付けの高い会社、または、劣後債への投資でしたら、金融機関などの自己資本比率を高めるための劣後債発行など明確な理由がわかるものが良いかなと思います。
また、前提は短期投資です。

ドル建て保険も場合によってはありですが、利回りが低いものがほとんどですので、厳選する知識が必要なイメージです。ただ、こちらも時期や利回りが確定できるのがメリットです。

海外不動産投資もあります。
海外、特にヨーロッパでは、新築を建てることに法律的に規制をかけている国も多く、不動産価値が下がりにくいどころか、中古でも上がる国があります。
しかし、現地に自身がいき買付をするのは非現実的な方が多いと思いますので、業者を経由する必要があります。
信頼できる業者を見つけれれば良いですがなかなか難しいかなと思います。
ただし、成功すればこの中では一番の利回りを確保できるかなと思います。

ドル資産を持つ方法について記載してみました。
各々の性格や投資方針などにより正解は異なるかなと感じますが、日本円だけを持つ方の将来はやはり厳しくなる可能性が高いかなと思います。

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