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いま期間限定で低ボラティリティ(リスクよりボラティリティが正しいですね)の投資があるのをご存じでしょうか。
詐欺みたいな言い方ですが(笑)

それは米国債投資です。
いま、株式は不調にて、債券投資にシフトしている投資家は一定数います。
ちなみに、米国債の利回りは4%弱今ならあります。

これなぜだかわかりますか。
今、アメリカは利上げをしています。
従って、国債利回りも高くなっているのです。

米国債のメリットは、買った時の利回りで確定すること、そして、デフォルトリスクがほとんどないことです。

例えば、500万円で10年、4%利回りの米国債を買うとします。すると毎年20万円が、10年間振り込まれます。
これは所謂利付け債というものです。
そして、国債は500万円で償還されます。

高配当株の定義は大体3%なんで、間違いなく高利回りになります。
しかも、媒体は、アメリカです。
まず、デフォルトはありません。

また、アメリカの利上げのターミナルレート及びその時期が大体わかってきました。
従ってそのあとは一定期間を経て、利下げになります。

すると、国債の価格は上がります。

なぜか。
例えば、3%利回りの国債がを持っていたとします。利下げが生じ、国債の利回りが2%になったとします。
今持っているものは、3%で確定していますので、市場に回っている2%のものよりも皆3%利回りのものが欲しくなります。
従って、3%の国債の価格は上昇します。

こんなイメージです。

なので、今国債を買うと、償還まで持つも良し、売りたくなれば、利回り下がっているときに売るも良しなのです。

ちなみに、国債と株式は、負の相関があることも有名な話です。(これもなぜかはまた説明します。)
なので、国債が高騰した際に売り抜き、そのお金で安くなっている株式に仕込むという戦略をたてている方も結構います。

では、米国債にデメリットはないのでしょうか。
唯一のデメリットは、為替の影響があることです。

今はまだ気持ちドル高ですので、円に直せば更にお金は増えますが、円高になるとドルから円への変更は非効率になり注意が必要です。

もし、私も老後資産形成に成功し、タイミングが良ければ、高配当株ではなく、米国債への投資に切り替えたいなと思っています。

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