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もし株式投資をしていて老後始まった直後に大暴落が起きたら資産はどうなるかをシミュレーション』


株式投資を躊躇する理由に大暴落きたらどうなるのか心配でできないという方は多いと思います。

では、以下の最悪の条件でバックテストをしてみました。

『条件』
○65歳時に引退
○65歳で資産2000万円を保有
○毎月10万円を引出し
○パターン1は、資産全額米国株にふる
○パターン1は、毎月125000円の株を切り崩して売却し、10万円を手にする(税金20%を考慮して)
○パターン2は、2000万円の現金を持ち続け、毎月10万円を切り崩す
○株式の運用は、米国ETF(SPY)の騰落率を参考にバックテスト(リーマンショックを反映させるため、65歳を2008年に設定、またSPYは歴史が長いため選択。また、SPYの騰落率を参考に投資信託で運用するのをイメージ)
○引退直後に株式の大暴落が来たことを反映

さて、約80歳の時にパターン1、パターン2資産はどうなっているでしょうか。

これはかなり株式持ちに不利なシチュエーションです。つまり最悪中の最悪を考えています。

結果は写真のようになります。

80歳時
パターン1(全て米国株式)→427万円残
パターン2(現金のみ)→180万円残

差額 約240万円で、全額米国株を保有して、毎月取り崩す方が良い結果になりました。

平均的な寿命を全うし、あくまでも過去のケースからバックテストをしてみると、全額米国株にふっている方が圧倒的に資産が高い状況でした。

これかなり最悪なパターンです。
例えば、引退後にドンピシャに暴落が来るなんてかなり稀ですので、実際は株式に投下している方が過去からみると圧倒的によい結果です。

グラフをみるとわかりますが、株式に投下している方が、資産の減少の傾きが、暴落過ぎてから緩やかになっています。

これは、毎月10万円を引き出しても、株式が富をうみ続けているからです。

勿論これはバックテストです。必ずこれが保証されるわけではありません。

ただ、もし引退前から株式に投資をしていたらどうでしたでしょうか。
恐らくというか、ほぼ間違いなく、株式の圧勝です。その間富をうみ続けるためです。

実は一つ反映していないことがあります。それは為替の影響です。
もし為替の影響を入れると、更にドル高が反映されるので、更に更に富に違いがでます。

この結果から株式を長期で運用し、それを切り崩す方が、毎月現金を切り崩すより、資産の減少率を下げれる可能性があります。

ただ、老後にいきなり大金を株に入れるのはリスクが高すぎます。若いうち(または、所得がある時から)から積立てで投資を余剰金にて行うことが大切です。

ただ、このバックテストからわかるように、短期では暴落後損をします。やはり、長期的視点にて資産運用をすることが大切です。

株式の長期運用がやはり強いというのをバックテストにて検証してみました。

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