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インデックス株式投資はなぜ強いのか


インデックス投資はいわゆる市場の指数に連動を目指した投資方法です。

特定の投資信託やETFを淡々と積み上げて購入するだけの投資方法です。
誰でもできる方法ですね。

でも株式投資においてはもっとも勝率が高い方法だと個人的には感じています。

その理由は名著『敗者のゲーム』に記載がされています。

現在の株式投資環境は『敗者のゲーム』だと言われています。

敗者のゲームとはなんなのか。
例として、テニスが引用されています。

プロのテニスの試合は、勝者の素晴らしいショットにて試合が決まる勝者のゲームである。

しかし、アマチュアの試合は、相手のミスにより勝敗が決まる敗者のゲームである。

つまり、アマチュアがゲームに勝つためには、ミスをしないことが一番の最優先事項になり、アマチュア投資でも同じだと考察されています。

特に今の投資環境では、ほとんどがプロの投資家であり、実は市場平均のリターンを得るということは、実はプロの平均のリターンを得るということになります。即ち市場平均のリターンを得ることは簡単ではなく、そして小さな勝ちではないということになります。

更にいうと、インデックス投資はデータでみても、長期でみると90%がアクティブファンドに比べて高いリターンを出すことがわかっています。
これはあくまでも長期に残っていたファンドだけで比較したものになります。
つまり、アクティブファンドのなかには採算が取れず廃止されたものもありますので、正確には、95%ぐらいの勝率はマークしていそうです。

では株式投資においてミスを犯さないの『ミス』とはなんなのか。

それは売買の繰り返しとコストです。
売買を繰り返すことで税金が発生します。また、投資信託などのコストはたかが1%でもそれに複利がかかり負担が増加していくわけです。
(住宅ローンなども同じですね)

普段でも似たような経験を皆さんもしています。
スーパーで会計レジに並んでいると、なんか隣のレジが進みが速く感じ、隣の列に移動します。しかし、最終的には、元々いたレジの列の方が速く会計ができた経験はないでしょうか。
これが本にかかれている『ミス』に近しい例です。

従って市場平均を目指す低コストインデックスファンドに、淡々と積み上げ、売買を繰り返さずに、長期的に運用を行うことで、プロ以上のリターンを得る方法がインデックス投資の本質になります。

ただ、インデックス投資は、長期でみれば高いリターンを得られる確率は極めて高いですが、途中勿論暴落なども経験します。
毎年綺麗に8%増加するわけではなく、上下を繰り返しながら増加をしていきます。

従って、今年は米国や全世界の株は不調な一年でしたが、そんな年もあるわけです。この時に売買を繰り返してしまう『ミス』を起こさないことがインデックス投資の肝になります。

また、人間は、予測できない不安は非常にストレスがかかります。
しかし、過去の歴史から学べば、米国株や全世界株は、数十年に一度は、株式の価格が半分になる大暴落がありますが、それは長くても5年程度で元に戻り、かつ、その暴落時に購入した株で資産増加にドライブがかかり更に資産を増やすことが複数のバックテストにて証明されています。また、米国株式は約200年に渡り増加し続けているというfactも頭に入れておくと『ミス』を行さない可能性が高まります。

エビデンスが豊富な低コストの米国や全世界インデックス投資を資産形成の一助にすることで、皆さんの未来の資産が増え、不幸が回避できると良いなと感じます。

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