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デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門

突然ですが、DXとは何かと聞かれたらあなたは答えられますか?
結論から言うと、
DXとは、
継続的に取り組み、企業活動の何らかの「変革」をもたらすものなのです。

その継続的な変革の取り組みを進めるための指南書となるのが、
本書

デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門なのです。

ITに強くない、でもDXを導入するには実践的な戦略を取り入れなくては始まらない。

そんな気持ちでDXという言葉に踊らされていませんか?

この本はITに詳しくない方でも理解でき、
さらに実践にもつながる、中小企業向けのDX導入に対するソリューションなのです。

筆者が考える、
デジタル人材がいない中小企業がDXを導入する際のポイントは3つあり、
1.DXの導入する本質的なメリットの理解
2.8つの実践的な戦略
そして
3.取り組む際のコツ

基本的に本書はこの三つの視点に基づいて主張が展開されています。

では、
ここで挙げられている実践的な戦略というのはどのようなものか?

実際には8つ挙げられているのですが、
そのうちの特に重要な戦略である
戦略1デジタル人材を代替するノーコーダーについて
深堀して解説しようと思います。

戦略1デジタル人材を代替するノーコーダー

まず
本書の目標は中小企業がDXの導入に成功することにあります。
そして、
この第一の戦略こそがDXの導入を成功へと導く本命的な戦略だと私は思います。
筆者は
デジタル人材が社内に十分に居ないにもかかわらず、
外注化しなくてもDXの導入を可能にする方法が一つあるというのです。

それがまずは社内に「ノーコーダー」を作ることだそうです。
ノーコーダーとは、
ノーコードツールを使って、
自社に必要なシステムを設計できる人材のことです。
プログラムとなると壁が大きいので、デジタル人材のいない中小企業はまずはノーコードに取り組むべきなのです。

そしてノーコードでシステムやアプリが作れると何が変わるのか?
ズバリ
スピードアップです。

・外部に委託していたものを自社で賄えるので、圧倒的な戦略実行スピードのアップ。
・改善サイクルの速度もアップ
・開発コストも下がる

例えばですが自社でノーコードを使って、WEBSITEを作ったとすると、
出来上がったWEBSITEの中で改善したい部分を外部に委託することもできるわけです。何もせずに丸投げしていた時よりもコスパ良さそうに感じませんか?

ところで、どういった人間に社内ノーコーダーになってもらうべきかについて
筆者は、
「設計」のセンスのある人間に任せるべきだと言っています。

つまり、
「こういうシステムがあったら、もっと業務が改善できる。」
と考える人が好ましいということです。

さて、これが8つの戦略のうちの一つ、
戦略1デジタル人材を代替するノーコーダー
に関するざっくりとした解説でした。

戦略2の、
業務プロセスの効率化とスピードアップでは、

ノーコードツールを用い、
集めて集計する類の業務を、
分散入力同時処理で済むようなアプリを作ることで、
システム化し、
大幅な時間短縮を可能にするというノーコードツールを用いた具体的なDX導入例を詳しく解説されています。

戦略は8つありますので、
わたしが解説しきれなかった部分は、
お近くの本屋あるいはネットショップで本書を買って読んでみてください。



デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門


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