ソフト的価値の高い特急(新・美の巨人たち 西武鉄道特急Laviewを見ての雑感)

アンガールズ田中がLaviewに乗車しつつ、Laviewが生まれた背景やその特徴が紹介されていた。

正面を向いたときのまわりの木々に包まれているような感覚になる感じは一度体験してみたくなった。
わざわざ所沢とかまでいくのにあんまり特急料金払いたくないなーとか最初は思ったけど、こういう体験込みでの特急料金であれば払うのにあんまり嫌な気はしないなと。
単に早く楽にいけるだけだとあんま金出したくはならんけど。

デザイナー選定

今までにない鉄道を作るための条件を3つあげた
国際感覚を持った世界的なデザイナー
洗練された居住空間を作れる人
鉄道を手掛けたことのない人

結果、全てに唯一当てはまったのが妹島和世だった。
きれいにスーパーな人が当てはまったもんだなあ。

外装はダルなシルバーで柔らかく景色を反射する仕上げになっているのが面白い。
それによって景色に溶け込むように馴染む効果が生まれているのがいいなと。
ルーブル美術館ランス別館の外壁で実行したことを活用したようである。
何でもはっきり見えりゃあ良いってもんじゃないし、ピカピカしてりゃ良いもんでもないなと。
ぱきっと周囲を反射するのもいいけど、溶け込み具合で行くとこっちに軍配が上がるなあ。
都市部とかだともう少しミラー調のほうが馴染むんだろうな。
「溶け込ませる」ってのは参考になりそう。

コクピット感のあるシートは手すりを細くしてスペースを広く取れるようにした。
西武線カラーの黄色にグレーを混ぜて落ち着き感を生み出しているとか。

こういうのは教えられたり、調べたりしないとなかなか気づかないだろうなあ。
シートに包まれる感覚によるプライベート感と、おおきな窓による開放感の塩梅がすごい良さそう。
前方眺めた状態だと、窓の部材が消えるような感じになっているのも良い。
シートに座って体験してみたいのもあるなあ。

公園のようなくつろぎを演出
色んな人がいてくつろげる空間が公園で、公園は色んな人が作り上げている空間で、電車もそれは同じ。
こう考えると、インダストリアルデザイナーとかだけでやるよりかは、建築家とか外部のデザイナーが参画したほうが、楽しいものができそうな気はしてくるな。
工業的な性能はあって当たり前だから、ソフトの部分をいかに高められるかが鍵なんだろうな。何でも。

今日の駄文はここまで。
近未来感の未来はいつ来るんだろうか?時計じかけのオレンジ辺りから変わってなくね?

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