【現代日本昔ばなし 10】筋肉馬鹿
むかしむかし、あるところに、からだを きたえることに いように しゅうちゃく している おとこが いました。
おとこは まわりから、きんにくばかと よばれていました。
きんにくばかが からだを きたえているのには、わけが ありました。
それは、きんにくを きたえていたほうが、おんなに もてるから でした。
「おんなのこを かおや すたいるで はんだんするなんて、さいてー。」
とかいう おんなに かぎって、おとこを かおや すたいるで はんだんすることを、きんにくばか