テクノロジーは民主化⁉
こんにちは。事業計画研究所です。
本日も「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽(幻冬舎)の所感をレポートしていきます。
前回は、「国家戦略としてのメタバース」をテーマに話してきました。
今回より第1章「メタバースの衝撃」より、私の独断と偏見によるテーマで話していきたいと思います。
テクノロジーの役割=既得権益の民主化⁉
メタバースについて深く掘り下げていく前に、テクノロジーについて考えます。
筆者によると、テクノロジーの役割というものは、「一部の特権階級だけが独占していた能力を民主化すること」に他ならないといいます。
例を挙げて考えていきましょう。
メディアの民主化
情報を流通させる機能は、1980年代までテレビ局やラジオ局、一部の出版社が一手に握っていました。
これこそ、メディアが立法権・行政権・司法権に次ぐ「第四の権力」と呼ばれる所以です。
1990年半ばより、2000年代にかけて進んだ情報革命によって、人類全員に情報を流通させる機能が開放されました。
誰もが自由に情報発信ができて、世界の裏側で暮らしている人が発振した情報を自由に受け取れるといったことが、インターネットの登場によって可能になり、情報が民主化されたのです。
今となっては、スマホ1つもっていれば目の前で起きている事象を、実況中継すらできてしまいます。
金融の民主化・知識の民主化
インターネットによってほかにもさまざまな民主化が起きています。
少し前まで、資金調達というものは、一部の投資家や起業家にのみ可能なことでした。
しかし、あまたの便利なプラットフォームの発達により、個人でも簡単にクラウドファンディングを行うことで、あらゆる人がいつでも資金調達ができるようになりました。
また、検索エンジンの発達により、専門家でない人でもあらゆることを調べ知ることができるようになり、知識すら民主化するに至りました。
さらに、最近のAI技術の発展は目覚ましく、既存の検索エンジンよりもさらに人々に知識の民主化をもたらすだろうと考えられます。
まとめ
いかがでしたか?
さまざまな民主化をもたらすテクノロジーですが、メタバースはどのような民主化をもたらしてくれるのでしょうか?
次回この問いの答えについて話していきます!
次回作をお待ちください!
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