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メタバースの入口はゲーム⁉

こんにちは。事業計画研究所です。

本日も「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽(幻冬舎)の所感をレポートしていきます。

前回は、「VRデバイスの普及」をテーマに話してきました。

今回は「メタバースの入口」をテーマに話していきたいと思います。


近年のゲームに対する評価

メタバースについて話すときに、決まってささやかれることのひとつに「メタバースって結局ゲームでしょ?」というものがあります。

この30年間、インターネット業界においてニュースSNSなどがサービスの入口であり、ゲームはマネタイズのための手段でありゴールとなっていました。

例えば、私たちが1日に必ず一度は開くであろうアプリであるLINE

今でこそ私はしなくなりましたが、数年前まではさまざまなLINEゲームを友人と楽しんでいたものです。

LINE自体は無料で利用でき、ゲームも基本無料であるものの、さまざまな課金要素が用意されていました。

https://moshbox.jp/?p=12331

しかし、メタバースにはこのような流れが当てはまらないと筆者は言います。

メタバースの入口はゲーム?

筆者によると、メタバースにおいては、ゲームこそが入口であり、その他のコミュニケーションやビジネスはゲームを入口として後から派生するといいます。

今までプラットフォームの中に点在していたゲームですが、メタバースにおいてはゲームこそがプラットフォームになり得るというのです。

https://store.epicgames.com/ja/p/fortnite

Fortniteの中ではデジタルスキンを毎年約5500億円売り上げています。

Fortniteのユーザーのうち、2割の人たちは、毎日アバターのスキンをかえており、外出するときに服を選ぶかのようなことがゲーム内で日常的に行われているのです。

したがって、ユニークなデジタルスキンなどを求める人も出現し、当たり前のようにビジネスが成立しています。

また、新型コロナウイルスの影響によってライブが行えなかったアーティストがFortnite内でバーチャルライブを行ったことも話題となりました。

米津玄師は3DCGアバター姿でゲーム内に登場し、ライブを届けました。

https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/104495

このように、メタバース業界においてはゲームが入口となってさまざまなイベントが展開されており、今後もこの流れは続くと思われます。

そんな革新的なFortniteを運営しているEpic Gamesという会社は、同時にゲームエンジンであるUnreal Engineの提供元でもあります。

メタバース業界において最も先進的であるともいわれる企業はGAFAではなく、ゲーム会社なのです。

まとめ

いかがでしたか?

メタバースという業界の根幹となるのがゲームと聞くと、疑いたくなる気持ちも少し出てきてしまいますが、実際にとてつもないスピードでコンテンツは進化し、あらゆる方向への応用が起きようとしています。

次回作をお待ちください!

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