【パワーナップ】睡眠と仕事効率の関係について
こんにちは、事業計画研究所です。
本日は睡眠と仕事について記載したいと思います。
日本は先進国屈指のショートスリーパーが集う国であるといわれています。
国別平均睡眠時間においても、日本はダントツで最低水準に位置しています。
それでは、本題へどうぞ!!
睡眠が与える仕事への影響について
そもそも皆様はなぜ、睡眠が必要なのか正しく理解できているでしょうか?
睡眠の大きな役割は二つあります。
【1、心身のメンテナンス】
不眠不休で動き続けることができる動物はこの世にいません。
人間の脳は思考をしてもしなくても、1日に約バナナ2本程度のカロリーを消費すると言われています。
【2、思考の整理、記憶の定着】
ビジネスパーソンにとっては、こちらが何より重要であるといえます。
睡眠不足が与える、仕事・人格への影響は多岐にわたります。
1:感情抑制のブレーキが弱くなる、攻撃的になる※1
2:注意力、記憶、学習力の低下※2
3:モラルの低下(嘘をつく等)※3
※123:参考文献を最下段に記載
このように睡眠には重要な役割が多数あり、仕事をマルチタスクにこなしていくためには睡眠管理も重要になるということです。
日本は冒頭でもお伝えした通り、平均睡眠時間が世界的に見て最低水準にあり、寝不足な人で溢れている国です。
仕事ができる人と、できない人では睡眠時間・質に大きな違いがあると言われています。
詳しくはこちらの記事をご覧になってみてください。
パワーナップ(積極的昼寝)について
近年、企業が徐々に取り入れつつある業務休憩中の仮眠時間です。
社会心理学者ジェームス・マース氏が提唱した昼間の短時間睡眠のことで”昼寝をする”ということです。
Google、Microsoftなどの世界的企業や日本のIT、スタートアップ等新しい概念を取り入れやすい企業では積極的に採用されている制度です。
昼寝は夜間の睡眠の3倍の効果があるといわれており、NASAでもその研究がなされています。
NASAの睡眠研究の実証実験では昼に26分間の仮眠で、認知能力が34%、注意力は54%も向上したというデータがあるほどです。
このパワーナップのポイントとしては、下記の3つが挙げられます。
【⒈横になって仮眠しない】
深い眠りに入ってしまうと、寝覚めも悪く体がだるいという状態になってしまいます。
【⒉30分以上は要注意】
30分以上の仮眠は睡眠が深くなってしまう傾向にあり、深い眠りに陥りやすくなります。
【⒊光をシャットアウトする】
仮眠といえど、明るい場所で寝ることはお勧めできません。
明るい場所で寝ることは睡眠の質の低下につながると言われており、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌低下によるものであると言われています。
睡眠診断をして、自分の状況を確かめてみましょう
自分の睡眠が何点なのか、診断することができます。
日本人は不眠状態にある人の方が多いと言われていますが、睡眠をしっかりと管理することは体調管理、ひいては自身のメンタル管理にも繋がる重要な事です。
本日はここまで!
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※1
Barnes et al, Acad Manage J,2015
※2
Gais S, et al: Learn Mem, 11:679-685,2006
Stickgold R: Sleep, 27:1443-1445,2004
MP, et al: Neuron,35:205-211,2002
※3
C. M. Barnes, J. Schaubroeck, M. Huth, and S. Ghumman: Organizational Behavior and Human Decision Processes 115, no. 3 ,2011: 169-180
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