見出し画像

辞書の生き物 #377 おろち

おろち

大蛇(だいじゃ)を意味する「おろち」は、漢字ではそのまま「大蛇」と書きます。

「おろち」の「お」は「尾」、「ち」は「霊的な力」の意味を持つとされ、「おろち」は「長い尾の神」を表すとされています。

「おろち」というと「八岐大蛇:やまたのおろち」がイメージされます。

八岐大蛇」は、8つの頭と尾をもつ大蛇で、村を襲って娘を食べていました。
最後の娘を助けるため、スサノオノミコトが八岐大蛇に酒を飲ませて酔わせたところで退治したという伝説があります。

大酒飲み」を表す言葉に「うわばみ」がありますが、「うわばみ」は「大蛇・おろち」意味も持っています。

うわばみ」は、大いに飲むという意味から来た言葉とされていますが、個人的には、八岐大蛇が大酒を飲んで酔っ払ったという伝説から来たのではと考えています。

ちなみに「出雲市」のご当地ナンバープレートには「八岐大蛇」が描かれています。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?