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辞書の生き物 #388 うだつが上がる

うだつ

出世しないとの意味を持つ「うだつが上がらない」という表現がありますが、この「うだつ」は元々は建築用語で、屋根の棟木(むなぎ)を支える短い柱のことでした。

その後、家と家の間の屋根が接する部分の壁を持ち上げて防火壁のようにした構造物を指すようになりました。

この「うだつ」を設置するには追加の費用が必要で、お金持ちの象徴とされたため、出世することを「うだつが上がる」と言うようになりました。

昨年の干支は「:う」で今年は「:たつ」の年になります。
「卯」から「辰」へのバトンタッチでまさに「卯辰:うだつ」。

卯辰が上がる」一年にしたいですね。

下の絵は、友人が AI で描いてくれた「ウサギから辰へのバトンタッチの様子」です。


ウサギからバトンを受けた辰が加速するの図

 

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