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ケツに火がついてからでは遅いんやで!

相談を受ける度に不思議に思うことがあります。
「何故、今までほおっておいたのか?」
「もっと早く相談してくれたらなんとかなったのに」
そう言ったところで、私たちを知る術が無かったと言われてしまえば、なんとも返答のしようがないのですが…

ケツに火が付くとは、物事がさしせまって追い詰められ、あわてること。
この経験をした人は少なくないはず、私も以前はそうでした。

物事がさしせまって追い詰められている状態というのは「時間」の余裕がなくなっている状態です。
課題の解決・目的や目標の達成をする効果的な手法や手段を「考える時間的余裕」もなく、また、効果的に手段や手法を「実行する時間的余裕」もなくなっています。
「時間的余裕」が無くなり「焦り」を感じだすと人間の心理として「冷静さ」を失い正常な判断が難しくなります。
そうなってしまえば更に悪循環を生み「時間」を無駄に費やすことになります。

結局は他人が代わりにリスクを負う

ケツに火がついてから何とかしようと思っても結局は何とも出来ないのが現実、しかし、不思議なことに何とかなってしまう人もいる。
この「不思議なことに何とかなってしまう人」は大抵の場合、自分でなんとかしたわけではなく、例えば、お金を貸してくれた人が返済時期を延ばしくれた、他の人がお金を工面してくれたなど、他人が自分の代わりにリスクを負ってくれただけで、決してなんとかなっているわけでもないし、解決したわけではない。

結局は自身の無責任さが招いた結果

ケツに火が付くまでの状況にしたのは自分の責任以外の何物でもない。
ケツに火が付くまで気づかなかったわけはなく、気づいていながらも手を付けなかったというのが真実ではないでしょうか。
自身の無責任さが招いた結果であることを自覚することが、ケツに火が付かないと動かない癖を治す第一歩です。

プライドや見栄は何の役にも立たない

そして重要なことは、自分一人で抱え込もうとせず、早い時期に人に相談をするということです。
一人の知恵ではどうにもならなかったことが、複数人の知恵を出し合うことでなんとかなることはよくあることです。
プライドや見栄を捨て、家族や従業員、同業の経営者など、身近にいる方に素直に現状を伝え力を貸してもらうことです。

諦めたらアカン!

ビジネスをする人の鉄則は「結果が出るまで諦めない」です。
当の本人が諦めてしまっては、どれだけ周りが力を貸してくれてもなんともなりません。
思うような結果が出なかったとしても、最後までやり切れば何か別のモノが得られます。
何か別のモノが得られるのは最後の最後までやり切った人だけで、やり切った人にしか得られないモノです。



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