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企業は将来を見据え組織のスリム化を図る、価値のある人財にならなければAIに仕事を取られる

生活に大きな影響を与えるリストラ、誰しもリストラにはあいたく無いと思います。
しかし残念ながら日本の企業は今、存続の危機に直面しています。
日本は今、出生率の減少、高齢者の増加、原材料費高騰、円安、経済活動の現象、自給率の低さ、輸入依存など様々な問題を抱えています。
そしてそんな状況に拍車をかけたのがコロナ感染拡大による経済活動の制限。

近年、大手企業を中心に黒字リストラが行われています。
赤字の場合、リストラが行われるのは誰もが知っていることですが、黒字でもリストラをされる時代、それが日本企業の置かれている現実です。

2018年に大手企業が実施した早期希望退職の募集人数は、2018年は4,001人だったのが2021年には16,000人の約4倍、リーマンショックに次ぐ水準になっています。
2021年に早期希望退職を実施した84社のうち約44%に当たる37%が業績が良い状況での人員削減、つまり黒字リストラだったということです。

黒字リストラを行う背景は企業を取り巻く様々な環境が影響しているのですが、黒字リストラに踏み切り企業の要因して

  • 企業の体質改善・・・今後の競争に打ち勝つための年功序列による人件費の見直し

  • 定年年齢の引き上げ・・・固定費となる人件費の負担軽減

  • 年齢構成の解消・・・年齢の高い層を少なくし若手を入れる

  • 業務の効率化・・・定型業務の自動化

  • グローバル化への対応・・・柔軟で新たな発想を持つ人材の獲得

などが上げられています。

ビッグデータと人工知能(AI)やインターネット・オブ・シングス(IOT)を始めとするデジタル技術を活用し、改善や変革が行われようとしている今、企業は給料を払う価値のある人財は誰なのかを見極めようとしています。

そう考えるのは当然のことで、一人当たりの生産性が高ければその分、業務の効率化が図られ利益率の改善に繋がる、また、良い製品やサービスの開発にも繋がり、日本の厳しいビジネス環境で生き残りを考える企業なら必然的に価値のある人財により高い給料を払いたいと考えるでしょう。

今ある仕事はAIでもできる仕事なのか、人間にしかできない仕事なのかの振り分けは今後、更に加速していくと思います。
このような流れの中、今、自分が何をするべきなのかの答えはあなた自身にしかわかりません。

  • あなたの揺るがない信念はなんなのか

  • あなたの叶えたい思いはなんなのか

  • あなたが心から楽しめることはなんなのか

  • あなたの強みはなんなのか

日本企業の古くからの習慣である終身雇用や年功序列は既に崩壊しています。
会社に務めれば安定した収入が手に入るというのは幻想です。
もう既にそんな企業は日本には存在しません。
そんな現実の中で生き残っていくには、自分で自分の価値を見いだし、自分で自分の価値を磨き続けるしかありません

リスキリングやリカレントという言葉が飛び交っていますが、これをただの流行りと流すのか、それとも、自分事として考えるのかはあなたしだいです。

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