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「何やっていいかわからんねん」にお答えしましょう。

戦略を立てることに難しさを感じるとおっしゃられる方もおられます。
そう感じる理由は人それぞれですが、難しく感じる理由はいくつかあります。

経営戦略のステップバイステップについてはこちらの記事をご覧ください。


ハードルを感じてしまう理由

未来の不確実性:
市場の変化や競合の動向などを正確に予測するのは難しいのに、環境の変化が昔よりも早く、また、多様化しているため、未来を予測することがより難しくなってきています。
情報の過剰または不足:
情報が多すぎる場合は、本質的な情報を見極める難しさがあり、逆に、情報が不足している場合は、正確な分析や戦略の立案が難しくなります。
異なる利害関係者の期待:
顧客、従業員、地域社会など、異なるグループの期待や要求をバランスさせることは難しいです。
リソース制約:
限られた資源(財政、人材、時間など)の中で最適な戦略を見つけることは難しいです。
文化や組織の特性:
組織の文化や慣習、歴史的な事象によっても戦略の策定が難しくなります。組織内の文化や構造を変えることが必要な場合、これが難しい場合があります。
競合環境の複雑さ:
競合環境が複雑で変動的である場合、適切な戦略を見つけることが難しくなります。
競合他社の行動や市場の変化を的確に把握する必要があります。

これらの課題に対処するためには、環境分析、情報収集、リーダーシップの強化、柔軟性を持ったアプローチが必要、戦略の策定は単なる計画だけでなく、継続的な学習と調整が求められるプロセスです。

経営者としてその前にやるべきことがある

以前のブログで戦略策定のステップバイステップをお伝えしましたが、

経営戦略を策定する場合、このステップバイステップを踏むと良いのですが、本当はその前にやるべきことが経営者にはあります
優れた情報や戦略があっても、リーダーシップの欠如や組織内での共有の不足は、戦略の実現において致命的な障害となり得ます

リーダーシップの必要性:
組織が変革や戦略の実行を成功させるためには、強力なリーダーシップが必要です。
リーダーはビジョンを示し目標を明確にし、メンバーを結集して共通の目標に向かって進ませる役割が求められます。
組織文化との整合性
戦略が組織の文化や価値観と整合していないと、従業員が戦略を受け入れない可能性が高まります。
リーダーシップは、戦略を組織の文化に適合させ、共感を生む役割を果たす必要があります。
コミュニケーションの重要性:
リーダーシップはコミュニケーションを通じて戦略を従業員に伝え、理解と共感を促進します。
明確なコミュニケーションがないと戦略が浸透せず、従業員の協力が得られません
変革の推進:
戦略の実現には組織変革を伴うことがよくあります。
リーダーシップは変革を推進し、困難な局面においてもメンバーを鼓舞し、柔軟性を発揮する必要があります。
共有されたビジョン:
リーダーシップは共有されたビジョンを確立し、組織全体が同じ目標に向かって協力できるようにします。
ビジョンが不明確であるまたは共有されていない場合、戦略の実現が困難です。

ビジネスの成功においては、情報や戦略の他に、その戦略を推進し、組織全体で共有し、実行に移すためのリーダーシップが不可欠です。
リーダーシップの存在が、組織の方向性を示し、従業員のモチベーションを高め、戦略を成功に導く鍵となります。

さいごに

あなたからすると、周りの経営者は自信満々できらきらしていて、上手くいっているように見えるかもしれません。
他の経営者と自分自身を比べ、自分には能力がない、上手くできないと思っているかもしれませんが、「隣の芝生は青く見える」のはみんな同じです。
あなたと同じように周りを見ている人は沢山います。
だ・か・ら・こ・そ、
出来ない自分を隠して、出来る・わかっているふりをするのではなく、そんな自分を受け入れ、変わる一歩を踏み出して欲しいのです。
完璧な人間はいない、誰だって得意不得意がある、己を知り、己を受け入れ、前に進むことでしか解決できる方法はありません。

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