常にフル回転(2/10)

これから、営業代行兼ビジネスコーチングを担当されている方と、一緒に法人開拓をしていくことになりました。営業代行の方と一緒に進めていくことにしたのは、今後法人むけの事業を開拓していくに当たって、自分はまだまだ経験が浅く業界知識もないことに加え、一緒に働いているメンバーも大学生で法人営業(新規)ができるようになるには、なかなか時間がかかると考えたからです。一緒に働いてくれている学生は、優秀です。

ただ、それでも法人営業は優秀さ以上に、業界知識や会社の仕組みの知識、経験が必要なのだと思っています。toCビジネスであれば、頭が良ければなんとかなります。なぜなら、人の感情理解やマーケティングの知識などがあれば、人の感情を動かしてものを買ってもらうことができるからです。ただ、toBになると、もちろん人の感情を動かすことは可能ではありますが、それ以上に会社の組織力学や稟議フロー、業界動向など様々な知識が必要になり、それは経験をしないと分からない部分が多いからです。

toCで人の感情を動かすことができるのは、自分が消費者になってものを買った経験があるので、センスがいい人はそこから学んでコツを掴むことができるからです。ただ、会社の中の人を動かすには、会社の中の人の気持ちがわかる必要があります。そうなると、まだ経験をしたことがない大学生には、なかなか骨が折れる作業になります。

もちろん、できないというわけではなく、時間がかかるという話です（とんでもなく優秀だと、それすらもできてしまうのかもしれないのですが）。優秀な学生の力を伸ばすというのは、会社の文化を作ることの観点では重要かもしれません。ただし、現在は事業立ち上げ段階で、資本も限られており、その中で早く売り上げを立てないとそもそも会社として成り立たない状態です。なので、最初は営業代行の方にお力添えいただき、法人の開拓をしていくことになりました。

もちろん力を借りれば売り上げが上がるというわけではないので、これから相当努力をしていかなければなりません。ただ、協力していただくことにより、スピードアップできることは間違いありません。今だからこういった外部の力を借りるという選択をしましたが、また別の時期には別の戦略が必要になります。事業を作っていくというのは、常に頭をフル稼働させ、休んでいる暇なんて作ってはいけないのです。