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【F1】 2024プレシーズン

ウォームアップ的なぼやき

暖冬と思いきや寒くなってきた今日この頃。これといった個人的ニュースもなく、不甲斐にもタラタラ生きています。とはいえ最低限の活動はしているわけで、嫌なことも良いこともそれなりにあります。最近のハイライトは、筆者の人生でお会いした幾多の人間の中で最低の最低レベルに属すると思われる男に絡まれた事案でしょうか。いや、これは嫌な出来事というより、『僕はこんな人間が出没する場所に出入りしているのだな。人生を格上げしなくては』、と気付く出来事でした。その時に居たお店には親しい友人が働いているので出入りしなくなることはないにしろ、気を付けたいと思います。

良いことはそれ以上にたくさんあり、価値観のにた仲間が増え続いています。これからは、ここで発信していくような情報に共感いただけるような仲間も増えて行くと嬉しいです。

さて、正直なところ、バーレーンのテストまでこれといったニュースもなくタラタラ待つのだろうと思いきや、どでかい動きがありましたね。


Forza Ferrari!

HAM移籍すんのかい?

もちろんこの大目玉は、HAMのフェラーリ移籍ですよね。この件に関しては、たまげましたね。予想だにしなかった、というか想像もしなかった展開です。無意識にHAMは生涯メルセデスと理由なく信じ込んでいた、と。後出しジャンケンはいくらでもできますが、昨年の契約延長の発表が遅れたのには何かあったのでしょうね。妄想としては、引退後のメルセデスがアンバサダー契約に難色を示した、などもありそうですが、契約年数などもあったのかな、と。
同時に、競争力のあることが期待できればHAMも残留したはず。しかしHAMが持った印象はフェラーリと似たレベルかそれに満たない、としたら、残りの限られたキャリアの最終幕をフェラーリで、というロマン溢れる選択をしたのかもしれません。
サインツの契約延長発表がなかなかないなぁ、と思っていましたがこういうことだったのですね。水面下でこのような流れがあったのならNORの契約延長(と、契約年数の未発表)や、LEC契約延長の件の辻褄が合いますね。どちらにしろフェラーリレッドに身を包むHAMを見るのは楽しみですね。

寝耳に水

メルセデスは寝耳に水だったようですね。Loic Serraというエンジニアの離脱→フェラーリへの移籍がきっかけだったと示唆するような記事も散見されます。この個別例は別にしても、メルセデスにとってはHAM移籍に伴っての人材流出も警戒しなくてはいけない状況ですね。いわゆるブレイン・ドレイン(ブレーン・ドレーンとも)。2025年シーズンから、いや2024年もHAM移籍が決定している以上、RUSへの期待も高まるでしょう。これにどう対応できるか。RUSは優等生的なメディアでの受け答えはするもののHAMへの闘争心は凄かったですよね。実力をしっかり示すことができるのか。粗さが際立った2023年でしたから、2024年はRUSにとっては大事なシーズンとなりそうです。

トトさんどうするの?

ここでトトさんはどのようなリーダーシップを発揮できるか。大変注目します。私見ですが、トトさんはロス・ブラウン、ニキ・ラウダが築いた城をちゃっかり受け継いだので、何かを築いてきたのではない。冷静に見ると、彼がトップに立ってからのメルセデスは、ある意味ゆっくりと後退してきた。目に見えない形の退化である。投資家としては大変優秀そうですが、投資家というのは何かを創ることは得意としない。トトさんの進化が問われるポストHAMのメルセデスですね。

どうするSAI?

サインツ(SAI)はどうするのか?気になりますね。SAIは個人的に好きなドライバーです。LECやVERのような目を見張るスピードはないかもしれませんが、とても頭脳的な走りをするドライバーだと思います。彼の周りには優れたサポート体制があります。今回の一件も予見していたでしょう。しかし、NORやLECが長期契約延長したこともあり、すんなり移籍先が決まることもなさそうです。RUSを推しているメルセデスの空きにスワップする形で入るのか、レッドブルを狙うのか、アウディを見据えてStake(ザウバー)へ行くのか、など。なかなか進路を決めるのは難しそうです。

Andretti Cadillac

さて、おどろき桃の木のHAM移籍騒動でしたが、その前日でしたか、FOMはAndretti Cadillacの参戦を却下しまました。これには色々な見解があり見極めは難しいかと思いますが、私見を述べれば(炎上覚悟で)、『やはり』というFOMの対応であったのではないかと思います。筆者もAndrettiというブランドにロマンを感じ、応援はしていました。これも自身に問うてみるとMario Andrettiという奇遇の名手にロマンを感じているのであって、Andretti Motorsportsへの愛ではないのです。とはいえF1村もCadillacブランドを擁するGMの参戦は捨てがたいでしょう。それもありCadillacが表明している2028年に向けてのパワーユニット開発をリスペクトする形の折衷案を提示したのでしょう。さすがのF1村的発想ともいえますね。

現代F1は非常に複雑化しています。新規参入障壁は非常に高い。FOMにしてもAndretti Cadillacが参戦初年度から中団グループに入ることは期待していないでしょう。「Competitive」とはどういう事かの厳密な基準はないでしょう、しかし予選でポールタイムから10%近い乖離があるようではお話にならないわけです。完走率が著しく低くても残念ですし。Haasのように予選三味線でも困るわけです。どの程度の競争力があるかを事前に明確化するのは非常に難儀ですが、おおよその感触は得られるでしょう。感触的には『F1ってそんな甘くないぜ』的な感じでしょうか?それにしてもメールが迷惑メールフォルダに入っていた、という言い訳はないですよ。苦しゅう。

しかし、今回の件、きな臭い。新体制のFIAがAndrettiを煽りまくった印象があります。かなり表舞台に近い裏舞台で繰り広げられているFIA vs FOMの都合の良い駒になった印象もあります。FIAの方が立場が上だと示したかった現会長さん。勝手にことを進めてAndrettiにFIAとしてはお墨をつけた。FOMは『またまたご冗談を』、と。

政治的な面とは他に、一人のファンとしては11チーム目、F1のシートが2つ増えるというシーンを見えないのは残念であります。シニカルなF1村の大御所ジャーナリストさんは、Andrettiはマネーゲームにしか頭にない、と断言されていますが、そうなのでしょうか?もしもそうだったら、それもそれで残念です。

末尾に

Haasの2024年カラーリング(リバリー)発表や、他の気になるポイントは次回お伝えしたいと思います。
筆者の住む地域は今日は雪模様です。雪国ではないので雪には大変脆い関東圏。幸い、筆者は自宅警備がメインなので外出はしなくても良いのですが、通勤・通学など外出される方はお気をつけてくださいませ。


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