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不安を期待に

 愛する子どもたちの環境が大きく変わった。

長男と次男:高校と中学にそれぞれ
     電車通学

三男:小学校に通学


 一番の心配は、やっぱり長男。

自閉症スペクトラムということもあり、

心配し過ぎてしまう。


 そんな親の心配を他所に、

最初の1週間。

無事に通学できたようです。


 話を聞いてみると、

・予定した電車に乗れなかった

こともあったようです。


 詳しく聞くと、どうやら、

自分で時刻表を見て、

次の電車に乗って行ったそう。


 子どもというのは、

親が思っている以上に、

本当にたくましい。

そう思いました。


 人は心配する生き物。


 起こりうるあらゆる可能性を探し、

不安をかけ合わせて心配が生まれる。

私は、こう考えています。


 健常者であれば、そこまで不安も

抱かないでしょう。


 実際、長男よりも遠くの学校に通う

次男には、そこまで心配していません。

「何かあっても、何とかなるだろう」と(笑)


 ただ、長男のように障がい者となると、

状況が変わります。



 と思っていました。

ただ、これが、勘違い。

 障がいがあろうがなかろうが、

心配するかどうかを決めるのは自分。


 何より、過度な心配は、本人の

・問題を解決する力

を育てる機会を奪ってしまいかねない。


 そう、気づきました。


実際、昨日の話。


長男:いつもより早い電車に乗れたんだ!

私:良かったね!学校が早く終わったの?

長男:ううん。駅のホームに続く

  エレベーターがあって、乗っていた

  同じ学校の人が「乗る?」て

  声をかけてくれたの。

  だから、早く乗れた。

私:そっかー。良かったね。


 長男は、靴に独自のインソールを入れて

歩行している。


 階段も、上るときはそこまで違和感がないが、

降りるときは、少し時間がかかる。

 だから、エレベーターに乗れると、

とっても早く降りられるのだが、

運動も兼ねて、普段はエレベーターを

ほとんど使わないように意識させている。


 そんなとき、同じ学校の生徒さんが、

長男に声をかけてくれた。

なんて嬉しいことか☆彡


 私が思っている以上に、

長男の周りは、世間は、たくさんの

優しさが溢れているなぁと思います。


 そんな優しさに触れる機会をくれた、

長男と同じ学校の生徒さん。

心から、ありがとう。


 私の愛する家族。息子たち。


根治不可のがんサバイバーの私が、

「絶対に死なない!」と思う原動力。


 そんな息子たちに、

 ほんの少しずつでも、

「不安を期待に」変えよう。

そう思えました。

自分が思っている以上に、思いって、

「重い」にも、「想い」にも、なりますからね。


最後まで読んでいただき、

 本当にありがとうございました。


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