見出し画像

病院は落ち着く?

ちょっと、想像してみてください。


 みなさんは、病院に行くのって、どんな気持ちですか?

・風邪を引いたから病院に行って薬をもらわなくちゃ

・検査や注射、嫌だなぁ

・病院に行ったほうが、病原菌をもらってしまうのでは?

・待ち時間が長いから行きたくない

こういったところでしょうか?


 それで、実際に病院に行ったとします。

今はどんな気持ちですか?

・逆に体調を崩しそう

・長いなぁ。早く順番来て~!

・なんかソワソワする

・みんな、どんな病気なんだろう?


では、最後に。

あなたにとって、病院は、落ち着ける場所ですか?





 私は、病院はとっても落ち着きます。


その理由は、

・治療をしてもらえるから

などではなく、単純に

・病院という環境に慣れていて気楽だから

です。



 私は、 幼稚園〜小学校まで、とっても体が弱く、

毎年、1カ月以上の長期入院をしていました。

小学校の6年間を通して、1年に1回は入院をしていました。


 私の通っていた小学校の、道を挟んだ隣に病院があり、

病室から小学校を眺めていました。

 通知表を先生に届けてもらったり、学校からの資料を、

友だちに届けてもらったりもしました。


 クリスマスを、病院で過ごしたこともあります。


それくらい、子どもの頃から「常連さん」なのです。


 なので、病院に行くことに、何ら抵抗というか、

特別な感情がありません。


 ガンになって「しばらく入院です」と説明されたときも、

周囲の慌てふためく姿をよそに、私は、黙々と自分の

入院準備をしていました。


私からすると、

・入院準備=旅行準備

の感覚です(笑)


 手術自体は、ガンになってからが初めてでしたが、

そこに不安や怖さもなく、むしろ

・まだ行ったことがない病院内の施設に行ける!

・テレビのイメージ通りの手術室なのかな?

などと、ちょっとワクワクしていました。


おかしいですよね(笑)



 改めて振り返ってみると、「慣れる」というのは、

ある程度は大切なのかなと思いました。


 例えば今、こうして毎日書いていることも、

最初は

・何を書こう?

・私に書けるのかな?

・毎日書くなんて自信ないなぁ

と思っていました。


 ところが、書き続けていくと、内容は別にして

慣れてくるんですね。


 そして慣れてくると、気持ちに余裕も出てきて、

楽しくなってくる。


私にとっては、病院も同じ。


 病院は、学校と同じくらいに通っていたので、

私にとっては落ち着ける場所。

 もちろん、行ったことがない病院は、

多少の緊張はありますが、それも楽しめる範疇。


 私のように、現役のがん患者さんなど、

ずっと病院に通い続ける必要がある場合、

その場所が「安心で安全な場所」だと思えること。


 これ、結構、大切なのではないかと思います。


 もちろん、「安心で安全な場所」になるには、

やっぱり、

・私に関わってくれる人が安心できるか?

が、ポイントです。



その点、私は、とても幸運なことに、

・ガンの主治医がマジメに不真面目で面白い

・看護士さんたちがみんなカワイイ!

・病院がフードコートみたいで楽しい

といった理由で、とても安心できます。


 ただ、最初からそう思えているのはやはり、

・幼少期の病院通いによる慣れ

が大きいと思います。


 治療や検査といった通院は、半日〜数日は

拘束されます。結構、大変です。


 であれば、やっぱりその場所は

・安心で安全、快適な方が断然良い!

に決まっていますよね。


 病院に限らず、自分が多くの時間を過ごす場所。

あるいは、多くの時間を過ごしたい場所を

考えた時。

ちょっと、想像してみてください。


「どうしたら、安心できるかな?」と。


きっと、ステキな答えが出てくると思います。

 その際は、「楽しむ」という気持ちを

スパイスに加えると、よりステキになると思います。


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?