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息子の受験(長男編)Fin

 見学会を終え、帰りの電車で長男に聞いてみた。


私:今日の専門学校はどうだった?

長男:楽しかった

私:何が楽しかった?

長男:カピバラや亀、犬やネコがいたから

私:あそこに行きたいって思った?

長男:うん

補足:長男は基本、どうだった?と聞くと「楽しかった」の答えです。
  超がつくポジティブ思考だと私は考えています。
  見聞きしたこと、全て「楽しかった」と言える。
  そして、ちゃんと理由も言える。
  このスキルは、私では持ちえません。
  この点も、尊敬しています。


 良かった。長男も気に入ってくれた。
それならやっぱり、専修学校を受験しないと!!


ということで、担任の先生にその旨を相談。

 すると、「専修学校の受験は、一般的な高校受験と同じ。
中学校の学習範囲が試験内容として出題されます」とのこと。


 ちょっと待って!
それ、息子には難しくない?

 そう考えていると先生から、
「中学校として、長男君が希望している専修学校への”推薦”枠が
1つあります。これを、長男君がもらえるよう、
今から頑張っていきましょう」と。


 聞くと、推薦枠なら試験内容が「面接+筆記(数学と国語)」。

しかも”面接重視”らしい。

それなら、可能性があると。


そこからはもう、具体的に何をやって良いか?は分かりませんが、
・学校は休まない
・(親が)先生と密にコミュニケーションを取る
を意識しました。


さらにプレッシャーだったのが、前述した高等特別支援学校。

・受験はおおむね12月〜1月

・入学手続きは、1月中に済ませないといけない

ということ。

 つまり、専修学校を受験する前に、高等特別支援学校の
進学をあきらめないといけない。


幸い、息子はすでに「専修学校に行く」と決めてくれたのですが、
・推薦が取れなかったらどうしよう?
・合格しなかったらどうしよう?
と、不安が頭をもたげました。


 小学校⇒中学校の場合は、仮に受験に失敗しても、
地元の公立中学に進学できます。


ところが、高校はそうはいきません。
ましてや、息子は普通高校への進学は難しい。


 息子と妻とも相談し。。。と言っても、妻がメインですが(苦笑)、
専修学校だけの受験を決意。

推薦がもらえるまでは、気が気ではなかったです。


そうこうしているうちに1月。
推薦がもらえるかが分かるとき。


先生から電話が。

先生:おめでとうございます!推薦枠。もらえました!
私:本当に、本当にありがとうございます!先生のお陰です。

 これは後から分かった事ですが、同じ中学校から、
長男が目指す専修学校を受験をした生徒さんも
数人いたようです。

 その中で、息子に推薦枠をいただけた。

中学校の先生方には、感謝しかありません。


その後、推薦に向けて
・面接練習
・勉強(国語と算数)
をして推薦入試へ。


最近の入試は、試験後の2日後にはもう結果が出るそうです。
(昔って、こんなに早かったっけ?)


長男。無事に合格しました!


実は、ここでもちょっとしたサプライズが。


普段、長男は感情表現をするとき
・楽しいときは声を出して笑う
・(思春期も相まって)怒るときは怒る
・泣くときは大声で泣く

のですが、不安などは一切、口にしません。


どんなシチュエーションでも
・大丈夫
・楽しかった
   が、息子の答え。


ところが、今回は違いました。

私の記憶の中では、初めてくらい。


 パソコンを開いて、合格発表を見た瞬間、
なんと!息子から、私に抱きついてきて

「良かった。。。良かった」と。



 これ、泣けました。



普段、不安を顔にも口にも出さない息子。


・出さないんじゃあなくて、出しかたがイメージできない

のだなって。改めて感じました。



高校受験。

初めての体験。

不合格だったら、後がない。

とっても不安になる。

当たり前ですよね。


そんな息子の「心の成長」が感じられた高校受験。

貴重な体験をさせてくれた長男に、感謝。


合格後の不安もまだまだあります。

・電車通学(初体験)ができるか?
(乗り換え1回。普通電車しか停車しない駅。
 快速や急行に乗ったら、乗り過ごしてしまう)

・通学/通勤ラッシュの満員電車でパニックにならないか?
(奇声を出すことはないと思う。。。けど、
 誰にも聞けなくて押し黙ってしまうと
 電車はどこまでも行ってしまう.…)


挙げたら、キリがありません。


それでも、長男の☆夢☆実現に向けて選んだ学校。

親の心配をよそに、子どもは成長するもの。


私は、
生まれて46年。

親になって15年。

ガンになって10年。

まだまだ、親としては未成年。学ぶことが多いです。


 息子たちに、私が経験したことがない「もの・こと」を、
たくさんたくさんさせてもらい、共に成長していきます。

 もちろん、傍らに、ガンもお供に♬


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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