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忘れないこと

どれだけ自分が、その人のことが

大好きだったとしても、

その人が居なくなると、

次第に記憶は色褪せる。


・顔は覚えている?

・声は?

・一緒に何をした?

・好きなものは?


どうですか?

どれくらい、覚えていますか?


私は、約15年前に、ガンで父を

亡くしました。

口数が少なく、いつも仏頂面を

していた父。

息子が何をやっているか知りたくて、

でも、ただ知りたいだけで、

それを知ったからと言って、

特に何か声をかけてくれる、という

わけでもない。

当時の私には、その行為の意味が

分からず、ちょっと不快でした。


でも実は、

・子どもが大好きで

・人と話すのが好きで

・ふざけるのも好き

というのを、父を慕ってくれていた

友人や知人の方たちから、

教えていただくこともありました。



・私が死んでも、どうか忘れないで


ある映画のワンシーン。


私は、

「どんなイメージでも良い。

ただただ、その人が、私で言えば

父が、

・私にしてくれたこと

・かけてくれた言葉

・一緒に行った場所

・愛してくれたこと

を、少しでも多く覚えていること、

【忘れないこと】が、居なくなった

人への恩返しだと思っています。


それが正しいのか?

そう、望んでいるのか?

それは分かりません。


でも、父のことを思い出すとき、

「父が寄り添ってくれている」

ように、私は感じます。

一緒に懐かしんでいる気がします。


そうすると、心が、温かくなります。


また、私が知らない父のことを、

折に触れて他の方から聞かせて

もらえるのも、幸せだなって

思います。

親子なのに、知らないことが案外

多かったりします。

不思議ですよね。

て、それは私だけかもですが(苦笑)



自分を愛してくれた人の記憶。


自分が忘れないことはもちろん、

いろんな人に「聞いてみる」ことで、

記憶を色濃くできるということ。

こんな方法で覚えておくことも、

ご縁が深まって良いと思います。

良ければ、試してみてください。


最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました。


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