マガジンのカバー画像

インタビュー・寄稿

299
市場平均以上のリターンを追求するマーケット参加者に、実益ある情報の提供を目指すBurry Market Researchの公式アカウントです。投資やトレードに関する取材記事、寄稿…
運営しているクリエイター

#株式

ネットキャッシュはどのような局面で注目されるか 株式投資家・おせちーず

BMRさんで「おせちーずがあまり参照しない株式投資に関する指標」という記事を書かせていただきました。 では、参照する指標は何?と聞かれそうです。 この記事では、局面によっては投資家が着目する傾向がある指標として「ネットキャッシュ」を紹介します。耳慣れないかもしれませんね。しかし、プロは局面によってはこの指標を使います。 筆者が着目する指標よりも、プロの投資家の視点の方が役に立つかもしれないし、知る機会が少ないのではないかと考えたので、「ネットキャッシュ」に触れることにし

「上場する友人の起業初期に投資できなかったのが投資家としての最大の失敗」投資家・SGee氏 3/3

FIRE済みの投資家であるSGee氏に、投資家としての最大の失敗などについて伺いました。 SGee氏 プロフィール名前の読み方は「えすじー」。 FIRE済みの元サラリーマン投資家。米国個別株、各種インデックス中心に運用。太陽光やクリプトも少し。海外でグローバル企業勤務→日本。40代。お金の話も絡めつつ放言系。 その後上場する友人の起業初期に投資できなかったのが投資家としての最大の失敗ーー印象的な取引について教えてください。 ドルコスト平均法で積み立てて、コツコツと利益を

「フレキシブルに勝ち馬に乗りつづけられることが投資家の強み」投資家・SGee氏 2/3

FIRE済みの投資家であるSGee氏に、FIREの経緯や今後への不安について伺いました。 SGee氏 プロフィール名前の読み方は「えすじー」。 FIRE済みの元サラリーマン投資家。米国個別株、各種インデックス中心に運用。太陽光やクリプトも少し。海外でグローバル企業勤務→日本。40代。お金の話も絡めつつ放言系。 経済的に自由じゃないから自由じゃないーー1999年ごろから投資を始めて、リーマンショックの暴落でも投資を辞めず、生活水準も大きくは上げずに入金力を上げて20年以上投

インデックス投資の「市場全体を買う」「資本主義を買う」という考え方に目から鱗が落ちた 投資家・SGee氏 1/3

FIRE済みの投資家であるSGee氏に、FIRE資金を得るまでの投資などについて伺いました。 SGee氏 プロフィール名前の読み方は「えすじー」。 FIRE済みの元サラリーマン投資家。米国個別株、各種インデックス中心に運用。太陽光やクリプトも少し。海外でグローバル企業勤務→日本。40代。お金の話も絡めつつ放言系。 外資系企業数社を経て、40代でリタイア、現在三年目ーーご経歴について教えてください。 地方生まれ、地方育ちで、大学から上京。 大学卒業後は外資系数社で勤務、

2024年夏から秋に「あの指数連動資金」の買いがあるかもな2銘柄 株式投資家・おせちーず

約1年前、「S&P500採用銘柄を予想出来たら、それは収益機会になり得る 」という記事を書かせていただきました。 ある株式指数に採用されると、その株式指数に連動して運用される資金がその採用された銘柄を買います。 指数のルールに寄りますが、概して言えばその連動資金の規模が大きい場合、採用銘柄への買い需要が大きくなります。 例えばS&P500の場合、その資金規模は巨大です。 とりあえず代表的な米国ETF3本を見てみましょう。右端の値が、2024年5月21日現在の純資産(米

マイクロストラテジーによるビットコイン買い占めはビットコインにとってリスクか?【後編】

前提この記事は、ビットコイナー反省会の動画を書き起こし・要約した記事です。掲載はビットコイナー反省会様に許可をいただいております。書き起こしについて快くご許可をいただきました運営様にこの場を借りて改めてお礼申し上げます。 ビットコイナー反省会とはビットコインを中心に、仮想通貨、ブロックチェーン関係の専門的なトピックを黎明期から多分日本では最も深く議論しているチャンネルです。 日本国内の黎明期からビットコイン、ブロックチェーン業界の豪華ゲストを呼びつつ、楽しく、真面目に話して

「年齢を重ねるにつれて負けを認めることができるようになり感情も安定し勝ちやすくなった」クリプトトレーダー・りゅうりゅう氏 後編

暗号資産トレーダーのりゅうりゅう氏に、取引する上で大事なことなどについて伺いました。 りゅうりゅう氏 プロフィール便利屋を営みながら暗号資産の取引を行うトレーダー。株で破産、借金経験あり。 トレンドラインや高値からの下落率を見て2023年1月にビットコインを買うーー2021年3月にXEMを売却したあとの取引について教えてください。 ビットコインとイーサリアムの現物に絞り、短期もしくは中期でトレードしていました。 2021年から2022年までは価格のボラティリティが大き

ロボアドバイザーをどう評価するか 株式投資家・おせちーず

BMRさんから「ロボアドバイザー」についての見解を尋ねられました。 筆者なりに検討した見解をここで示したいと考えます。 おせちーず氏 プロフィール投資歴約32年の女性株式投資家。新卒でシステムエンジニアとして従事し、その後証券アナリストを経て、現在は企業に勤めながら大学で非常勤講師にも従事。『個別株でインデックス以下のローリスク・ローリターン』を追求した株式投資を行っている。 Twitter:https://twitter.com/osechies ブログ:https:/

女性は投資に向いていないのか 株式投資家・おせちーず

「女性は投資に向いていないのか?」というお題をBMRさんから頂きました。 2023年12月に掲載された「なぜ女性投資家は少ないのか?」では、統計調査の結果として女性は投資の必要性を感じている人が少なく、興味がある人が少なく、値上がり益を期待していない人が多いことが明らかになったことを書いています。 必要性も興味も無ければ、女性投資家が少ないのは当然でしょう。 ただ、女性投資家が少ないことと投資に向いていないことは必ずしもイコールではないのではないかと思います。この記事で

利下げ開始で株式は下落する傾向にあるが暗号資産は本当に上がるのか pafin・斎藤 岳氏 後編

元ゴールドマン・サックスで株式会社pafin代表の斎藤 岳氏に、最近の暗号資産のマーケット動向などについて伺いました。 斎藤 岳氏 プロフィールクリプタクト、defitact、フィンタクトを提供する、株式会社pafin(旧クリプタクト)代表取締役Co-CEO、JCBA税制検討部会長。12年間、ゴールドマン・サックスの自己勘定投資チーム及びヘッジファンド運用担当者として勤務。不良債権、プライベートエクイティ、不動産、法的整理、上場株、債券、為替、金利、CDS、デリバティブなど

「ETF承認に伴う機関投資家による買いは売りに回りづらい一方的な買い圧になる」pafin・斎藤 岳氏 前編

元ゴールドマン・サックスで株式会社pafin代表の斎藤 岳氏に、今後の米国株式の動向などについて伺いました。 斎藤 岳氏 プロフィールクリプタクト、defitact、フィンタクトを提供する、株式会社pafin(旧クリプタクト)代表取締役Co-CEO、JCBA税制検討部会長。12年間、ゴールドマン・サックスの自己勘定投資チーム及びヘッジファンド運用担当者として勤務。不良債権、プライベートエクイティ、不動産、法的整理、上場株、債券、為替、金利、CDS、デリバティブなど最大800

「暗号資産の取引はいま既に富を築いている人よりも持たざる者のほうが向いている」トレーダー・灯篭氏 2/3

トレーダーの灯篭氏に、特にうまくいった取引や暗号資産の取引に向いている人の特徴などについて伺いました。 灯篭氏 プロフィール2008年に株式トレードをはじめ、2017年より暗号資産に全面的に参入。これまでに150以上のWeb3プロジェクトや企業、DAO等にて様々な活動を行い、2023年3月にはWeb3コミュニティ『Crypto Hiroba』を創設。 ──────────────────── Burry Market Researchの公式LINEでは、ここでしか見れな

「いま27歳で資産1億円を目指すならS&P500連動商品に毎月25万円を投資する」株式投資家・おせちーず

今回は、Burry Market Researchで掲載された記事を参考に、私も「おせちーずが今27歳ならどうやって1億円の資産を作るか」について考えを紹介したいと思います。 今月53歳になりました。27歳は26年前です。 ずいぶん昔のことに思えます。 私が今27歳ならどうするか、をちょっと考えてみました。 いま27歳で資産1億円を目指すならS&P500連動商品に毎月25万円を投資する27歳のおせちーずは、結婚直後でした。 夫が 「(家事は)何でもするから働いてほ

数十億円以上のリターンをもたらした、破綻が危ぶまれた消費者金融企業への投資 pafin・斎藤 岳氏 前編

元ゴールドマン・サックスで株式会社pafin代表の斎藤 岳氏に、過去の印象的な取引について伺いました。 斎藤 岳氏 プロフィールクリプタクト、defitact、フィンタクトを提供する、株式会社pafin(旧クリプタクト)代表取締役Co-CEO、JCBA税制検討部会長。12年間、ゴールドマン・サックスの自己勘定投資チーム及びヘッジファンド運用担当者として勤務。不良債権、プライベートエクイティ、不動産、法的整理、上場株、債券、為替、金利、CDS、デリバティブなど最大800億円の