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BMR日本株研究所

BMR日本株研究所をよりライトにお求めやすく提供します。 日本株の投資家に役立つ、マーケットや個別銘柄について解説します。
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#投資

第一三共(東プ:4568) がん治療薬の売上増加と大規模自社株買いで株価上昇期待

2024年7月31日に2025年3月期第一四半期決算を発表した第一三共(東プ:4568)を考察します。 東証プライム市場に上場し、時価総額は約11兆6,000億円。日経平均株価採用銘柄です。 第一三共は2005年9月に、三共と第一製薬が経営統合して誕生した製薬大手企業です。 2023年度の売上高は国内4位ですが、3位のアステラス製薬に肉薄しています。 出典:Answers News 時価総額は、2位の中外製薬と首位を争っています。 10年チャートを確認すると、売

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日経平均株価キャップ調整に伴うシナリオとストラテジー

前回の筆者の記事で2024年10月の日経平均株価定期見直しで、ファースト・リテイリング(東プ:9983 以下:ファストリ)にキャップ調整比率が設定されることに言及しました。 このイベントで想定される事象とそれに伴う日経平均株価のシナリオ、個人投資家が採りうるストラテジーがこの記事のテーマです。 ウエイトが下がる=当該銘柄は売られるはっきりしていることが一つあります。 ファストリは2024年10月の日経平均株価定期見直しに伴い、日経平均株価連動資金の売り需要が発生します

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日経平均株価におけるファストリのキャップ調整の意味

2024年7月31日。 この日は、昼に日銀金融政策決定会合の結果、夜にはFOMCの結果が公表される日で、両者の結果を待っていた方が多かったと思います。 確かにどちらもビッグイベントでした。 しかし、筆者は違うところに目をつけていました。 7/31のファースト・リテイリング(東プ:9983 以下:ファストリ)の終値と、日経平均株価に占めるウエイトです。 結果は以下の通りです。 出典:https://nikkei225jp.com/nikkei/ 7/31の夕方に

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2023年の特徴的なIPO銘柄の解説:KOKUSAI ELECTRIC、GENDA、ispace

今回は2023年の特徴的なIPO(株式新規公開)銘柄を紹介します。時価総額規模、成長性、話題性などの観点から条件に3つの銘柄をピックアップしました。  1.KOKUSAI ELECTRIC(6525)東証プライム 時価総額9,085億円 上場日 23年10月25日  KOKUSAI ELECTRIC <6525> は半導体の製造装置メーカーです。

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テンバガー候補の高収益銘柄の解説:インテグラル、INFORICH、ROBOT PAYMENT

今回は中長期の保有で株価10倍(テンバガー)の可能性がありそうな高成長株を選別したいと思います。  過去のテンバガー銘柄ではオーナー企業、上場から5年以内、ROE(自己資本利益率)が20%以上などの条件があてはまる銘柄が多かったもようです。   そこで上記の条件に適合する銘柄の中から有望そうな銘柄をピックアップしました。 

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過去に損切りしたRIZAPグループ(札ア)を改めて買うか?

noteでははじめまして、になると思います。 おせちーずと申します。 BMRさまには2023年から寄稿させていただいていました。こちらでもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今回RIZAPグループ(札ア)をテーマにした理由はシンプルで、以前からBMRさまから執筆をお願いされていた案件だったのです。 それにもかかわらず、今回書くことにした理由が2つあります。 1.筆者があまり興味を持てない企業だった。 2.2024年6月に第三者割当増資を実施して

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買収、株主還元が強化されそうな時価総額100億円以下の小型株 Part1

東証が企業へ資本コストや株価を意識した経営への実現の対応、いわゆる東証企業改革の流れで物言う株主=アクティビストだけでなく、機関投資家も企業への企業価値向上への圧力を強めています。 ニッセイアセットマネジメントはPBRが1倍未満であるにもかかわらず、東証の「企業改革に向けた対応がない場合には、代表取締役選任に反対する」として、議決権行使の基準を6月から変更します。 こうした流れで機関投資家を主に日本株運用の中心とする大型株を中心に割安株の水準訂正の動きが続いています。

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