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BMR日本株研究所

BMR日本株研究所をよりライトにお求めやすく提供します。 日本株の投資家に役立つ、マーケットや個別銘柄について解説します。
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記事一覧

6月の新高値銘柄:物流、百貨店銘柄など

6月の日経平均株価は続伸し前月比で1095円高の39,583円となりました。 欧米や国内の金利上昇を受け、日経平均株価は上値の重いレンジ相場が続いていました。 しかし、海外勢による買いや円安進行が好感され、再び上昇相場が再開し、7月に入り日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)ともに史上最高値を更新する強い相場展開となりました。 一方、個別銘柄ではこの間にも様々な銘柄が高値を更新しています。具体的には、どのような銘柄でしょうか? 新高値の銘柄を取り上げながら、そ

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買収、株主還元が強化されそうな時価総額100億円以下の小型株 Part2

東証が企業の資本コストや株価への意識を高める中、株主や機関投資家の圧力が増しています。 この流れに乗り、割安株の水準訂正やMBOなど、株主価値向上に向けた動きが活発化しています。 一方で、小型株に関しては調査や資金面での課題もありますが、株主還元や買収の対象として注目され始めています。 本記事では、そんな中で気になるネットキャッシュが高く、買収の可能性が高い割安小型株をピックアップしてみました。 似た条件でのスクリーニングは2回目となります。 参照: htt

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SBGの株価が急上昇している理由を考察する

今回は、筆者の希望でソフトバンクG(東プ:9984)をテーマにしました。この記事ではSBGと略します。 先に申し上げておくと筆者はホルダーではありません。 20年ぐらい前に100株だけ持っていたことがありますが、当時からボラティリティの高さが筆者の性には合わなかったように思います。 当時は意識していていなかったと思いますが、当時から意識せず現在の筆者のポリシーである「リターンもリスクもインデックス未満」な運用だったのかもしれません。 さて、SBGは改めて申し上げる必

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過去に損切りしたRIZAPグループ(札ア)を改めて買うか?

noteでははじめまして、になると思います。 おせちーずと申します。 BMRさまには2023年から寄稿させていただいていました。こちらでもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今回RIZAPグループ(札ア)をテーマにした理由はシンプルで、以前からBMRさまから執筆をお願いされていた案件だったのです。 それにもかかわらず、今回書くことにした理由が2つあります。 1.筆者があまり興味を持てない企業だった。 2.2024年6月に第三者割当増資を実施して

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投資視点での日本の宇宙産業の解説 個別銘柄編

宇宙空間を巡る開発競争が加速しています。 国内の株式市場でも宇宙関連銘柄がテーマとして本格的に認知されつつあります。いくつかの運用会社は宇宙関連銘柄に投資する投資信託を設定しています。 後編では、日本の代表的な宇宙関連銘柄を取り上げてみます。 通信・観測サービスが本格化

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投資視点での日本の宇宙産業の解説 領域解説編

宇宙空間を巡る開発競争が加速しています。今や宇宙は外交・防衛・経済・情報、科学技術・イノ ベーションなど地政学的な面でも競争が広がっています。 かつて米ソの時代に国家プロジェクトとして推進された宇宙開発は、イーロン・マスク率いるスペースXの台頭もあり、民間主導での競争がさらに進んでいます。 宇宙開発がより身近なものになった理由は主に以下の通りです。 半導体など技術の進化により、衛星やロケットの軽量化、小型化が進んだことです。さらにスペースXの強みの1つであるロケットの

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光通信の大量保有報告後のイナゴ投資を検証する

最近は株主提案などが活発になっており、投資ファンドや機関投資家の大量保有報告が個別銘柄の買い材料となるケースが増えています。 こうした大量保有報告には、短期筋の思惑的な買い(いわゆるイナゴ投資)が集まり売買が膨らむことも少なくありません。 そこで今回は投資家としての側面も持っている光通信 <9435> の大量保有報告を狙ったイナゴ投資に焦点をあて、実際のリターンを検証してみたいと思います。 大量保有報告とは大量保有報告制度とは、上場企業の発行済み株式数の5%を保有した

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新高値銘柄から相場の流れを探る 5月の銘柄は?

5月の日経平均株価は前月比で小幅に反発し、月間で82円高の38,490円となりました。欧米や国内の金利上昇を受け、グロース株などが軟調となり、主要指数は上値の重い展開が続きました。 一方、日本企業の決算シーズンが一巡したこともあり、個別では様々な銘柄が高値を更新しています。具体的には、どのような銘柄でしょうか? 新高値の銘柄を取り上げながら、それぞれの共通点に着目し、5月相場で特徴的だった銘柄に着目してみたいと思います。 ■高値更新の定義・上場来高値……株式市場に上場

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買収、株主還元が強化されそうな時価総額100億円以下の小型株 Part1

東証が企業へ資本コストや株価を意識した経営への実現の対応、いわゆる東証企業改革の流れで物言う株主=アクティビストだけでなく、機関投資家も企業への企業価値向上への圧力を強めています。 ニッセイアセットマネジメントはPBRが1倍未満であるにもかかわらず、東証の「企業改革に向けた対応がない場合には、代表取締役選任に反対する」として、議決権行使の基準を6月から変更します。 こうした流れで機関投資家を主に日本株運用の中心とする大型株を中心に割安株の水準訂正の動きが続いています。

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