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BMR米国株研究所

・Booking Holdingsは他社とどう差別化しているか?収益性や成長率、ポテンシャルの分析 ・近い将来EV投資が再加熱する可能性について など、米国株に投資する投資家向…
・Booking Holdingsは他社とどう差別化しているか?収益性や成長率、ポテンシャルの分析…
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Booking Holdingsは他社とどう差別化しているか?収益性や成長率、ポテンシャルの分析

パンデミックからの回復を迅速に果たし、過去最高の成果を達成したBooking Holdingsの収益性や成長率、ポテンシャルについて投資家向けに開設します。 1. Booking Holdingsのビジネス概要:市場ポジションと事業モデルの解説Booking Holdingsは世界的に展開するオンライン旅行代理店であり、5つのブランドを持ち、包括的な旅行サービスを提供しています。 世界の観光市場全体の売上は、今後の5年間でGDP成長率を上回る年率6%で成長する見込みです。

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近い将来EV投資が再加熱する可能性について

2024年上半期のEV投資環境2024年上半期のEV投資環境は良好ではありませんでした。 その理由は、 1.自動車ローン金利の高止まり 2.需要低下に伴う値下げ合戦 3.実需とかけ離れたバリュエーション 4.EV普及に伴う実態への理解が広がった事 などが挙げられます。 2022年より高インフレの抑制のため、FRBは政策金利目標を上昇させてきました。 (引用:https://fred.stlouisfed.org/series/RIFLPBCIANM60NM) その結果

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良好な決算後に下落するリスクと半導体銘柄の期待値について

良好な決算後に下落するリスク2024年2Q決算期は良好な決算であっても下落する場面が見受けられました。 直近の例として、Micron Technologyの決算が挙げられます。 上図は、Micronの売上高および粗利益の推移を表した図です。 Micronは昨年メモリの過剰在庫と需要低下による影響で値引きと減損を行い、売上高と利益を大幅に減らしていました。 2023年度3Qに売上高成長率前年同期比-56.6%を記録しましたが、AIによる需要増加や過剰在庫の払い出しが終

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投資視点での米国の宇宙産業の解説 個別銘柄編

宇宙銘柄の実態前編で紹介した様に宇宙銘柄の分野は幅広いですが、実績と成長性から投資判断を行うと適切な銘柄は非常に少ないです。 例えば、直近ではSpire GlobalやAST Space Mobilibeなど一部の衛星関連銘柄の株価が好調ですが、提携ニュースによるもので売上高が伴なっていないケースがほとんどです。 宇宙関連の中核になる様な銘柄は、2021年の株価をピークに90%以上下落している様な銘柄も少なくありません。 従来の航空宇宙銘柄を除いて、下落後も割安で先行き

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投資視点での米国の宇宙産業の解説 各分野の解説編

米国の宇宙産業アメリカの宇宙産業の歴史は1958年にNASAが誕生した事から始まります。 現在、宇宙産業は成長が期待される分野の一つで、2020年の宇宙産業投資規模は年間4240億ドル、約10年間で70%も拡大しました。 2040年には1兆ドルに達する見通しです。 宇宙産業が発展している一つの理由は、NASAの民間委託が加速している事です。 その理由は資金問題であり、一例としてスペースシャトルの運用は1980年代〜2011年まで行われましたが、計135回で2090億

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効率化を重視する米国株企業が陥る可能性のある低成長性について

マクロ環境悪化懸念による企業投資の変化FRBが2021年末から高いインフレ率を理由に金融引き締めを開始した影響で、2022年以降マクロ環境悪化を懸念する企業が増えました。 その結果、企業が投資を減らすことを予想し、営業担当をレイオフしたり、設備投資から自社株買いや増配に使い道を変えたりする企業が増加しました。 しかし、大規模金融緩和の余波や銀行危機によって開始されたFRBの緊急融資プログラム(BTFP)による金余り、2022年末から始まったAI投資ブームによる企業投資の

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2024年2Q決算を終えたAI銘柄決算の各評価について

AI投資ブーム2022年末のChaGPTブームからAI投資ブームが始まり、Nvidiaの株価が約1年半で約10倍になり、AI関連銘柄への注目度が高まっています。 2024年1月に台湾セミコンダクターの決算から再度過熱が始まりましたが、4月からの2Q決算も終わり、改めてAI銘柄決算の評価をしていきたいと思います。 AI関連銘柄の分類

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